特許分析などを手掛けるパテント・リザルトは6月22日、大学・研究機関が保有する
有効特許を対象とした「2008年度 特許資産の規模ランキング」を発表した。
特許の注目度を指数化する「パテントスコア」を用いて、特許資産の強さを質と量の
両面から総合的に評価した結果、1位 産業技術総合研究所(産総研)、
2位 科学技術振興機構(JST)、3位 物質・材料研究機構(物材機構)という結果と
なった。
ここまでの順位は、前年度と同じだが、4位は大学ではトップの義塾義塾で
前年度の5位から1位順位を上げ、5位は前年4位の農業・食品産業技術総合
研究機構だった。
注目度が高い特許としては、産総研の、合成樹脂の原料である「炭酸エステル」を、
通常の猛毒ホスゲンではなく、二酸化炭素を使って製造する技術、JSTは、豊田合成、
名古屋大学との共同出願である白色発光ダイオード(LED)用の「窒化ガリウム系
化合物半導体の電極形成方法」に関する技術などが、物材機構はLED向けの緑色蛍光体に
関する特許などが高得点を獲得している。
4位の慶應義塾は、上位10位にランクインした唯一の大学で、有効特許件数は、
144件と上位10機関中で最も少ないものの、注目度の面で得点を上げて5位に入った。
なお、慶應義塾は本年度の発明協会会長賞を受賞している。
そのほか、特許庁長官賞を受賞した鉄道総合技術研究所が6位に、21世紀発明奨励賞を
受賞した岡山大学が15位にランクインしている。
ソースは
http://news.braina.com/2009/0622/enter_20090622_002____.html ■パテント・リザルト
http://www.patentresult.co.jp/ 『大学・研究機関の特許資産の規模ランキング』 上位20位を発表
http://www.patentresult.co.jp/news/news-0622.html 依頼を受けてたてました。