広島信用金庫(広島市)が19日発表した2009年3月期の単独決算は、税引き利益が前の期比10%減の
26億円だった。時価が下落した有価証券の売却による損失計上に加え、不良債権処理額が増加した。
売上高にあたる経常収益は前の期比微減の273億円。経常利益は50%減の23億円だった。貸出
金利息収入が増加した一方、有価証券利息配当金が減った。不良債権処理額は17%増の23億円。
不良債権比率は前の期末比0.84ポイント低下し4.44%。自己資本比率は0.23ポイント上昇し11.07%となった。
10年3月期は経常収益が5%減の260億円、税引き利益は15%減の22億円を見込む。「景気の
先行きが不透明なため不良債権の処理額を多めに見込んでいる」(味呑文雄常務理事)という。
▽ソース:NIKKEI NET (2009/06/20)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090619c6b1902c19.html