【風俗】業界震撼!吉原の最大手ソープランドが摘発された“ある事情” [09/06/21]

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1本多工務店φ ★
日本一のソープランド街である東京・吉原。
江戸時代から脈々と続く大歓楽街で、業界最大手の「角海老グループ」が摘発された。
無届けの風俗案内所を運営して客を案内し、売春する場所を提供するなどした疑いだ。
同グループは、かつて「警察に協力的」(業界関係者)とされたソープ界の顔とも言える存在。
吉原の案内所のほとんどが無届けといわれる中、そんな「優良店」になぜ捜査の手が伸びたのか。
警視庁の“逆鱗”に触れた理由を探った。

外見は喫茶店、配送センター…その中身は「風俗案内所」

江戸時代の遊郭の流れをくむ吉原は、台東区千束3丁目、4丁目と名前を変えた今でも、日本一の規模と歴史を誇る歓楽街だ。
吉原のシンボル「大門」がかつてあった「吉原大門」の交差点から入谷方面に足を伸ばし、
吉原の中心部に入ると、喫茶店が点在していることに気づく。
「コーヒー500円」「飲み物何でも500円」などという張り紙のほか、
「お出かけ前にはここに!」という、ちょっと意味深長な看板もある。
こうした喫茶店の多くは「風俗案内所」だ。
注文したコーヒーとともに、各ソープに出勤する女性の顔写真が出てくる。
コーヒー代が「紹介料」代わりというわけだ。
警視庁によると、こうした「偽装案内所」は吉原地区に35店前後ある。
複数のソープ店と契約を結んでおり、客1人を送り出すたびに、2000〜1万円のマージンが店から支払われるという。
「この金額は客が使ったカネによって変動する。高額を使ってくれる客を、いかにたくさん送り込むかが勝負となる」(ソープ業界関係者)。
喫茶店を模した紹介所が吉原に登場したのは、20年ほど前から。
警視庁幹部は「1つの集客手段として長く機能しているが、案内所の多くは無届けだ」と渋い顔で説明する。
東京都の条例によると、案内所を開業する場合は、開店の10日前までに都公安委員会に届け出なければならない。
だが、警視庁幹部によると、吉原の案内所のほとんどは届けが出ていないという。
角海老グループの案内所も同様だった。
ただ違うのは「喫茶店」ではなく、リネンの「配送センター」の看板を掲げて偽装していたことだ。

建前は「自由恋愛で性行為」

「いきなり警察がずらずらやってきたからびっくりした。角海老さんは古い店だし、警察ともうまくやっていると思っていたのに…」
吉原の別のソープランドで客引きをしている男性は摘発の瞬間を振り返る。
そんな老舗に捜査の手が伸びたのは、今月6日夕のことだった。
無届けで風俗案内所を営業していたとして、警視庁保安課と浅草署は、
東京都風俗案内所条例違反容疑で「角えびグループ配送センター」店長、菊田善之容疑者(53)を逮捕。
さらに8日に売春防止法違反(場所提供業)幇助(ほうじょ)容疑で再逮捕に踏み切った。
同課によると、菊田容疑者は都公安委員会に届け出ずに風俗案内所を営業し、
角海老グループのソープ店「角えび本店」と「三浦屋」に客を紹介した疑いが持たれている。
「案内所の認識はあった」と供述しているという。
さらに、売春防止法違反(場所提供業)容疑で「角えび本店」社長の杉浦時江容疑者(72)と、
「三浦屋」社長の鈴木正臣容疑者(46)ら男女計9人も逮捕した。

>>2に続く

ソース:MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090621/crm0906211301005-n1.htm