佐藤製薬(東京・港)は総合かぜ薬の主力商品について、家庭向け配置販売の専用品を7月をメドに
商品化し、富山市の医薬品3社に供給する。改正薬事法施行に伴う新資格を取得した配置販売業者が
取り扱える医薬品が増加。従来は扱えなかった有効成分を配合した商品を配置薬ルートに乗せ品ぞろえを
支援する。売れ筋の一般用医薬品(大衆薬)の「配置専用版」の先駆けとなりそうだ。
佐藤製薬が商品化する総合かぜ薬「ストナアイビー」の配置専用版は、既存の店頭用と違いが分かる
ようパッケージデザインを変える。目の不自由な人が誤飲しないよう、点字も付ける。販売価格は1箱1260円と、
従来品より26%高く設定する。生産ラインを従来製品と分けるためにコスト高になるという。
佐藤製薬から配置専用版を仕入れて売り出すのは、医薬品製造・卸販売のダイト(笹山真治郎社長)と
第一薬品工業(寺田敦社長)、医薬品卸の伸興商会(池上輝久社長)の3社。当面、富山県内で販売し、
順次、首都圏や関西にもエリアを広げる方針だ。
▽ソース:NIKKEI NET (2009/06/16)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090615c6b1502915.html