大日本印刷株式会社は、タッチパネル方式のモニターやパソコンなどの用途向けに、ペン入力に
適した書き味と高い耐久性に加え、外光や照明光の映り込みを防止する防眩(Anti−Glare:AG)機能を
併せ持つ新型フィルムを開発しました。本年8月より当社岡山工場(岡山県岡山市)と三原工場(広島県三原市)
で量産を開始します。
■業界最高レベルの高硬度なAGフィルム
2008年に開発したハードコートフィルムの樹脂とコーティングプロセスを改良し、フィルム表面に塗布する
際の膜厚や表面の形状を精密に制御することで、外光の映り込みを防止するとともに、従来のAGフィルムの
約5倍以上の耐擦傷性を実現しました。これにより、タッチパネル用ペンの摺動性も向上し、タッチパネル
機能を損なうことのないペン入力に適した書き味と高い耐久性を実現しました。
■鮮明な画像と防汚性、帯電防止機能を付与
当フィルムは、一般的なAGフィルムに比較して “黒がより黒く”表現され、コントラストが高く鮮明な画像を
表示できます。また、独自の撥油性材料を含有しているため、指紋や油などの汚れが付着しにくく、従来の
AGフィルムでは困難だった防汚性を実現しており、指入力で付着する指紋も簡単に拭き取ることができます。
さらに、必要に応じて静電気によるほこりなどの付着を防止する帯電防止機能を付与することも可能です。
■さまざまなタッチパネルに使用可能
当フィルムは、PETフィルムだけでなくTACフィルムにも加工できるため、偏光板が最表面に配置される
インナータイプを含む多様な構造のタッチパネル用表面フィルムとして使用することができます。
【今後の展開】
今後DNPは、今回開発した新型フィルムを、タッチパネル機能付きのパソコン、モニター、ゲーム機などを
中心に、他の機能を持つ表面フィルムと合わせて提供し、2012年度までに50億円の売上を見込んでいます。
※記事は省略させていただきました。詳しくはソース元を参照ください。
▽ソース:日経プレスリリース (2009/06/05)
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=222030&lindID=4 ▽大日本印刷株式会社 ニュースリリース
http://www.dnp.co.jp/jis/news/2009/090605.html