【モバイル】スマートフォンの時代 AppleとRIMで携帯電話の利益の大半を稼ぐ[09/06/02]

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1やるっきゃ騎士φ ★
ソースは
http://jp.techcrunch.com/archives/20090601the-spoils-go-to-the-smartest-apple-and-rim-take-majority-of-cell-phone-industry-profits/

iPhoneやBlackberyの売上も、今年の年間売上台数10億台と予想される携帯電話全体と比較すると、
未だにごくわずかにすぎない。ところが、本当に意味のある数字、即ち収益や営業利益のシェアで
見ると、様相は一変する。
ドイツ銀行のアナリスト、Brian Modoffが主要携帯電話メーカーの営業利益シェアを計算したところ、
驚くべきグラフが出来あがった。これによると、Apple(ピンク)とRIM(青緑色)が年々
不釣り合いともいえる伸びを示しており、その分、主としてNokia(青)の携帯電話の営業利益が
減少していることがわかる。

Modoffの解説にこうある。「スマートフォンメーカーは、業界全体の利益率が停滞ないし縮小する中、
年々その利益シェアを伸ばしている」。高い利益を挙げているiPhoneのおかげで、Appleの業界での
営業利益シェアは、2007年の3%から、2008年には20%に、さらに2009年には31%まで伸びると
予測されている。
Blackberryを製造するRIMはさらに好調で、推定利益シェアを8%(2007)から19%(2008)、
35%(2009)へと増加させている。したがってこれを合わせると、AppleとRIMの2社だけで、
なんと今年の業界全体の営業利益の66%を占めることになる。

一方、一時は市場を支配していたNokiaの業界利益シェアは64%(2007)から57%(2008)、
32%(2009)へと下落している。他の主要メーカーで唯一利益シェアを伸ばすと思われるのは
Samsungで、昨年の14%から今年は19%になると予想されている。
(計算方法について。上記データはMotorolaやPalmなどの営業損失も計算に入っているため、
合計を100%にするためには、マイナスの%で表されている各社の損失を差引く必要がある)。

業界の利益の支配がここまで大きく動くことは前例がなく、携帯電話業界におけるソフトウェアの
価値の向上をものがたっている。さらには、従来からの携帯機器メーカーの失策と(Samsungだけは
健闘している)、この業界のとどまることを知らない成長の終りをも告げている。
Modoffの予測によると、今年の総販売台数はやや減少の10億台だが、収益は2007年を頂点に
下降を続けるだろうという。それでもAppleとRIMは、同業他社の苦悩をよそに、販売台数、
収益ともにシェアを伸ばし続けるだろう。

-以上です-
グラフは
Handset unit share by vendor
http://www.techcrunch.com/wp-content/uploads/2009/06/handsets-unit-share.png
Handset revenue share, by vendor, absolute dollars (USD, 000’s)
http://www.techcrunch.com/wp-content/uploads/2009/06/handsets-revs.png
Handset operating profit share, by vendor, absolute dollars (USD, 000’s)
http://www.techcrunch.com/wp-content/uploads/2009/06/handsets-profits.png
依頼を受けてたてました。