2008年度の国の税収が45兆円を割り、補正後の予算(46兆4290億円)を大きく下回る
見通しとなったことが1日、明らかになった。
企業業績の悪化ペースが予想以上で、法人税収が見込みより落ち込むと予想されるためだ。
最終的な税収額によっては、国債の追加発行につながる可能性もある。税収が予算額を
下回るのは3年連続で、税収が45兆円を割れば03年度(43兆2824億円)以来5年ぶりとなる。
財務省が1日発表した4月末時点の08年度累計税収実績(一般会計分)は39兆2939億円で、
予算額の84・6%にとどまっている。法人税収は、企業の決算発表がほぼ終わる5月末時点の
数字が確定値となるが、「予算達成は非常に厳しい」(財務省)状況だ。
税収が予算を下回って歳入不足となる場合、「決算調整資金」と呼ばれる資金で一時的に
穴埋めするが、これは後年度に何らかの方法で返済する必要がある。
▽News Source YOMIURI ONLINE(2009年6月2日03時07分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090601-OYT1T01271.htm ▽財務省
http://www.mof.go.jp/