【仕事】日本で唯一の銭湯の流し:江戸っ子の背中見つめて [09/05/31]
1 :
本多工務店φ ★:
ランニングシャツに色落ちした青の短パンがいつものスタイル。
入浴客よりひと回り大きなピンクの風呂おけと、黄色のあかすりタオルを抱えている。
江戸時代には「三助」と呼ばれた。
もともと銭湯には客の背中を流す湯女(ゆな)と呼ばれた女性がいたが、風俗的性格が強くなったため、男性に変わった。
流しや肩こりのマッサージだけでなく、湯加減調整や番台業務など3つ以上の役割があったから−といったいわれがあるという。
今やその伝統をただ一人守っている。
昭和28年春、中学卒業後の15歳で富山県氷見市から上京し、
同郷の縁を頼って世話になったのが、現在の職場でもある東京都荒川区東日暮里の銭湯「斉藤湯」だった。
以来、50年以上にわたって客の背中と付き合ってきた。
「地元では長男以外、働けるところがなかったからさ。ほかの仕事なんて、考えたこともないよ」
昭和30〜40年代前半にかけて、入浴料に追加料金を払う「流し」はちょっとしたぜいたくで、
大工の親方ら江戸っ子の粋な振る舞いの一つだった。
チップを弾む常連客も珍しくなく、次第に「流し」専門の人が増えたという。
「あちらこちらに待合所のようなものがあって、人手が足りないときは助っ人が呼ばれてくるほどだった。
『流し』にマニュアルなんてものはないから、見習い仕事の合間を見つけて、
先輩のやり方を見よう見まねで覚えていくしかなかったね」
わが国で唯一の“技”を味わってみようと、入浴料450円とは別に400円を番台に支払い、
「ながし 斉藤湯」と書かれた木札を受け取った。
浴槽で体を温め、教えられた通りに木札を鏡に張り付けて、しばらく待つと奥の扉が開き、
丸刈りの顔をニコニコさせて近づいてきた。
「待たせたね。悪いね」
一声掛けると、おもむろにあかすりタオルにせっけんをすり込ませ、中腰で背中や腕をこすっていく。
おけにためた湯をザバーッと掛け流せば、こすられた部分が赤く変色していて、力強さが伝わってくる。
「一昔前は木おけとヘチマのたわしを使っていたけど、手に入りにくくなったからね。あかすりタオルは便利だよ」
続いて、マッサージ。
湯で温めたタオルを肩に掛け、独特のリズムで肩や背中のつぼを押し、腕をもみほぐしていく。
トン、トン。グッ、グッ。グリグリ−。体が慣れていないせいか、正直、気持ちいいというよりも痛みを感じた。
「今の人は体が全然こっていないよね。機械仕事が増えたからさ。
昔は朝から晩まで肉体労働をしてくるから、
『腰が痛い』『肩をもんでくれ』『もっと強く』と一人ひとり細かい注文が飛んだもんだよ」
ひたすら背中や肩を押し続けてきた指の先端はくぼみ、手のひらの血管は浮き立ち、全体が鬱血したように赤黒く染まっていた。
自宅は斉藤湯とつながっている。風呂はない。
次男の昌幸(33)は幼少のころ、3つ上の兄と毎日、斉藤湯に通った。
「父はいつも見ず知らずの人の背中を洗っていて、気軽に声を掛けられる雰囲気ではなかった。
父と風呂に入った記憶はないですね」
都内の銭湯はピーク時の昭和43年には約2700軒あった。
当時の家庭の浴室普及率は5割に満たなかったが、昭和の終わりには8割近くにまで上昇。
銭湯から客足は遠ざかり、現在は865軒にまで落ち込んでいる。
>>2に続く
ソース:MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/090531/trd0905310802001-n1.htm
2 :
本多工務店φ ★:2009/05/31(日) 11:40:11 ID:???
>>1の続き
かつては、一人前の流しになれば、のれん分けされ、風呂屋の主人として独立するチャンスもあったが、
そうした道はすでに閉ざされていた。
仕事の質も大きく変わり、湯を沸かして、火加減を調整するのはボイラーに取って代わられ、
「流し」ができる人も次々と消えていった。
斉藤湯も、時代の流れには逆らえない。
休日に「流し」目当てで地方から足を運ぶファンも少なくないが、
平日は自宅で妻の介護をしながら、声が掛かるのを待つ時間が増えた。
「今は1日4、5人。多くても10人ぐらいかな」。
にこやかな笑顔の奥にさびしさがのぞいた。
パンッ、パパン、パンッ−。手のひらをくぼませ、背中を数回たたく音が浴場に響き渡ると、終了の合図。
「いいですか」。最後まで優しい語り口にこちらの表情も自然と緩んだ。
斉藤湯3代目の斉藤勝輝(64)は言う。
「体力が続く限り、続けてほしい。それまではこちらも頑張りたい。
『流し』が終わるときは、この店を終えることを考えないといけないだろうね」
3 :
名刺は切らしておりまして:2009/05/31(日) 11:40:39 ID:0XM9VIqn
4 :
名刺は切らしておりまして:2009/05/31(日) 11:41:54 ID:25Dvs+tW
東京の人間は無能、首都機能が無くなると一面焼け野原になる
大久保利通
アッー
7 :
名刺は切らしておりまして:2009/05/31(日) 11:43:10 ID:tSas6SIi
お客さん、いい肌してますね〜(ゴシゴシ
おっと、 手が滑った
8 :
名刺は切らしておりまして:2009/05/31(日) 11:43:47 ID:Jm38hQNA
若い女性に背中を流してもらえるなら行く。
850円も払って、男に背中を流されたい馬鹿がいるかよw
9 :
名刺は切らしておりまして:2009/05/31(日) 11:45:03 ID:ylkC6ZXZ
おぉ、このジャンルかぁ〜いいね!うほっ!
あかすりタオルでゴリゴリって、肌に良いこと一つもないんだけど。
11 :
名刺は切らしておりまして:2009/05/31(日) 11:50:44 ID:WuvtH7E+
12 :
名刺は切らしておりまして:2009/05/31(日) 11:51:27 ID:8npy5sQF
>>入浴料450円とは別に400円
中級ソープなら入浴料10,000円、サービス料30,000円だから、これは男女差別だな。
13 :
名刺は切らしておりまして:2009/05/31(日) 11:56:32 ID:GhKVK8mV
東京で銭湯経営してるのって北陸人が多いんだってな
屋号に加賀湯や白山湯が目立つのはそのため
女湯も三助(男)だったんだよね。
羨ましいのか羨ましくないのか
よく分からん職業。
15 :
名刺は切らしておりまして:2009/05/31(日) 12:10:00 ID:6ZLWKgKm
>13
そうらしいね。
角栄「後藤田君」
後藤田「はい!」
角栄「さん助で一番多い国は何処か知ってるかね?」
後藤田「いえ、知りません」
角栄「新潟県だよ!」
こんな話があったってね。
日本の文化守ってくれて有り難う御座います。
上京の折には是非一風呂戴きます。
宜しく御願いします。
ときどき流してもらってますよ。
ながしの橘さんは気さくな方です。
へえ、いい話題だな。
2ちゃん覗いて10年近いがこんないい話題初めて見た気がするw
2ちゃんの手柄じゃないけどなw ←ここ激しく激しく強調しておきたい
小池徹平くんクラスに背中を流してもらえるのであれば、
850円といわずもっと出してもいいんだけど。
19 :
名刺は切らしておりまして:2009/05/31(日) 12:48:52 ID:34r95xGU
あかすりやマッサージなら健康ランドでやってるジャン
2000〜4000円ぐらいでカタコトの中国人が
「いらっしゃいませ〜 すっきりしていきませんか」
他人の背中をこすったタオルで他人の垢をなすり付けられに行く気が知れん
皮膚病持ちだったらどうするのか
>>20 そんなこと気にするぐらいならそもそも銭湯行くなよ
鳶や大工なんかの職人あがりの爺さんはやたらと背中を強くこすらないと「洗った気がしねえ!」とか言うのが確かにいるからな。
まだ若干の需要があるんだ。
無論行ってねーしw
どこに行ってると書いてあるんだ?
確かにあかすりを垢なすりつけと読み替えるとキモいなwww
これ女湯に入れるんだよな。浴場で欲情するんですね。
27 :
名刺は切らしておりまして:2009/05/31(日) 16:21:03 ID:q+6gac/9
やっぱり風呂は東京に限る。
今はマジいろんな選択肢があるからな。
>>24 ごめんね
君がそんなに潔癖症とは思わなくてね
銭湯なんてまだ綺麗な方だっつううの。
海水浴なんてちょっとしたスカトロプレイだろ。
世界中のトイレの汚水やら生活排水やらが混ざった水の中で遊ぶんだから。
まぁ、夏場のとしまえんはリアルスカトロプレイだが。