【雇用/英国】弁護士もリストラ地獄 英銀、不足人員は「無料レンタル」[09/05/29]

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1やるっきゃ騎士φ ★:2009/05/29(金) 10:59:06 ID:???
世界的な今回の金融危機を受けて英銀各行は、社内法務部でも雇用削減に踏み切った。
しかしその補充人員が必要となり、大手法律事務所に弁護士の時限出向を求める動きが
強まっている。

今年に入ってからHSBCホールディングスは7300人強、バークレイズは5200人、
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)は9000人強、と金融機関は軒並み、
大規模な人員削減を進めている。

法務関連の人材斡旋(あっせん)を行うヒューズ・キャステルのスコット・ギブソン氏によると、
社内弁護士も例外ではなく、数百人が解雇され、残留組も賃金凍結や減給といった憂き目に
遭っているという。

そんな中、金融機関や一般企業から英法律事務所に寄せられる弁護士の「出向」依頼が増えている。
5年以上の経験を持つ弁護士が対象で、多くの場合、出向期間は6カ月。
ただし、出向した弁護士の給与の大半もしくは全額は法律事務所持ちなのだという。

ギブソン氏は「金融機関では、多くの人を解雇してきたからには安く仕事をする人材を取り込もうと
考える」とし、「景気が悪化している折、組織は弁護士に安く仕事をさせたいと思っている」と説明した。

◆ライバルと協働?
弁護士を顧客に貸し出すという行為自体は目新しくないが、リセッション(景気後退)の間、顧客からの
出向要請は急速に高まっている。弁護士数で世界最大となるDLAパイパー法律事務所のアンドリュー・
ダーウィン弁護士によれば、金融機関の法務部は、今や25%相当の人員を社外の弁護士で
まかなっている可能性があるという。

RBSやHSBC、バークレイズ、ロイズTSBバンクなどを顧客に抱える同氏は
「最も親しい付き合いのある顧客のうち、国内最大手の金融機関の法務部は明らかに規模縮小の
あおりを受けている」と語った。

クリフォード・チャンス法律事務所の元共同経営者で現在、コンサルタント業を営むトニー・
ウィリアムス氏は「1年ないし1年半前ならば法律事務所は多忙で、弁護士を貸し出す余力はなかった」
と話す。だが、顧客との良好な関係維持に役立つと考え、業務のペースが落ちる今、弁護士の貸し出しに
意欲的になっていると説明する。

同氏は、顧客の法務部内で「一つの法律事務所から出向した弁護士が、他の顧客に出向した
同僚弁護士のために仕事をする光景を見ることにもなるだろう。われわれ自身、競合相手から
出向した弁護士と共同作業を進めることになるかもしれない」と述べた。

◆新規受注“まき餌”
収益で英国最大のクリフォード・チャンス法律事務所では現在、前年同期より2割多い
約125人の弁護士が法人顧客や監督当局に出向しているという。

収益第2位のリンクレーターズ法律事務所からは、08年に200人、今年は38人の弁護士が
出向しているという。同事務所の共同経営者を務めるジム・ライス弁護士は「著名な金融機関や
企業の多くが出向を受け入れている」と述べた。

DLAのダーウィン弁護士は、弁護士を出向させると新たな顧客から業務を受注する上で役立つといい、
「一番よいのは既存の取引関係がない顧客に出向することだ。ただし弁護士の貸し出しをめぐって、
時には他の事務所と競わなければならない」と話している。

ソースは
http://www.business-i.jp/news/bb-page/news/200905290022a.nwc
2名刺は切らしておりまして:2009/05/29(金) 11:13:00 ID:QfID604W
2
3名刺は切らしておりまして:2009/05/29(金) 12:28:46 ID:p9hAlLS/
日本もそろそろホームレス弁護士がwwwww
4名刺は切らしておりまして
>>3
日本はないな。
欧州もアメリカ式に弁護士増やそうとしたのが、運の尽き。
有り余ってるし、元々、収入低すぎ。