旧日本郵政公社時代の簡易生命保険金の不払い問題で、不払いの可能性が高いとして
最終点検中の契約が今月25日現在で22万3000件に上ることが28日、分かった。
契約を継承した独立行政法人「郵便貯金・簡易生命保険管理機構」が29日に不払い
調査の中間報告として総務省に提出する。
満期保険金や生存保険金、健康祝金、契約が失効した場合に契約者に払い戻す
「失効還付金」などで、契約者から請求がなかったとして支払われなかった
未請求による不払いの総額も2921億円(09年3月末現在)あったという。
機構から簡保事業の運営を委託されている日本郵政グループのかんぽ生命は、
03年4月〜07年9月の旧郵政公社時代に支払われた約1301万件を対象に
保険金支払いの点検を実施している。
契約と支払いのデータを電子化し、機械で照合する作業を終え、不払いの可能性が
見つかったのは約254万1000件。そのうち約7割の177万8000件の
目視点検が終了し、不払いの可能性が極めて高い22万3000件を抽出。
最終的な点検作業に入っている。まだ約76万件の目視点検がこれからである
ことから、最終点検が必要な契約件数は30万件に達する可能性もある。
旧郵政公社時代の保険金不払いを巡っては、かんぽ生命の山下泉社長が4月に
民間業界の不払いの発生件数を基に試算した結果、最大80万件の不払いが出る
可能性を参院総務委員会に示していた。
かんぽ生命は不払いが確定した契約者に、7月中旬から順次連絡する。不払い解消の
ため、コールセンターを新設し、郵便局会社の協力も得て、契約者を戸別訪問する。
保険金不払い問題は、05年に明治安田生命に対する金融庁の検査で発覚。民間の
保険業界全体の不払いは01〜05年度に37社で計約135万件、973億円に
上った。
◎独立行政法人 郵便貯金・簡易生命保険管理機構
http://www.yuchokampo.go.jp/ ◎株式会社かんぽ生命保険
http://www.jp-life.japanpost.jp/ ◎ソース
http://mainichi.jp/select/today/news/20090529k0000m010146000c.html ◎関連過去スレ
【保険】簡保不払いに関する調査費300億円、契約者に転嫁--配当減額へ [04/14]
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1239681380/