【環境/金融】三菱UFJグループが"排出枠"ビジネスで結束--ブラジルで本格参入 [05/27]

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1ライトスタッフ◎φ ★
三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)が、ブラジルの商業銀大手、ブラデスコ
銀行と提携し、温室効果ガスの排出枠をめぐる取引事業に本格参入することが26日、
分かった。クレジット(排出枠)の開発から販売までを一貫して手がけるのは、国内
金融機関で初めてという。京都議定書では温室効果ガスの排出削減を達成できない場合、
クリーン開発メカニズム(CDM)を活用して、途上国での削減分を自国の削減分に
算入することが認められている。日本のように達成の難しい国からのニーズは高いと
みられるだけに、三菱UFJFGは「総合金融機関」としての強みを発揮したい方針だ。

≪世界第3位の市場≫

三菱UFJFGは4月下旬、傘下の三菱UFJ信託銀行、三菱UFJ証券、三菱東京
UFJ銀行などとブラデスコ銀行との間で、現地で排出枠取引事業に関する協力態勢
構築に向けた覚書に調印した。

サトウキビを原料とするバイオエタノールの普及が進むなどブラジルは中国、インドに
次ぐ世界第3位の「排出枠市場」。水力発電の開発やフロンガスのリサイクルをはじめ、
温室効果ガス削減に効果的なプロジェクトが進んでいる。

両社の目指す事業のイメージはこうだ。まず、ブラデスコ銀行が取引先企業から引き
受けた温室効果ガスの削減事業について、三菱UFJ証券が排出枠として認められるか
否かの調査や国連への排出枠登録に関するコンサルタント業務を担う。

これに対し、三菱東京UFJ銀行が資金協力や関係者の調整を実施。創出された排出枠は、
三菱UFJ証券が国内の電力会社などに販売し、三菱UFJ信託銀行も排出枠管理などを
代行する信託商品に加工して販売するといった具合だ。

三菱東京UFJ銀行の多くの取引企業から排出枠などに関して相談を受けた場合、
グループ内で課題を解決できる効果があるほか、「新たな融資案件や手数料収入の増加」
(幹部)も期待されている。

≪国際分野で総合力≫

ブラデスコ銀行はサンパウロに本拠を置き、旧三和銀行時代から三菱東京UFJ銀と
協力関係を持つ。今年3月、排出枠取引の担当部署を立ち上げたのを機に、この分野でも
協力関係を構築することになった。

もともと、三菱UFJFGも環境ビジネスへの関心は高く、旧東京三菱証券(現三菱
UFJ証券)は2001年からCDMに関するコンサルタント業務を手がけ、ノウハウ
を蓄積。07年の法改正で排出枠の直接開発などが可能になったことを受け、企業の
排出枠取引需要への対応を進めていた。

今後、ニーズの高まりが予想されるだけに、三菱UFJFG幹部は「将来性のある
国際的な分野こそ総合力を発揮できる」としている。(吉村英輝)

【用語解説】クリーン開発メカニズム(CDM)

先進国が途上国で温室効果ガスの削減事業を行い、その削減量の一部をクレジットと
して先進国が自国の数値目標の到達に利用できる制度。削減目標達成に向けて、
京都議定書が定めた柔軟性措置(京都メカニズム)のひとつ。

●排出枠ビジネスの流れ
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200905270014a2.jpg

◎三菱UFJフィナンシャル・グループ [コード/8306]
http://www.mufg.jp/

◎ソース
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200905270014a.nwc
2名刺は切らしておりまして:2009/05/27(水) 19:00:31 ID:9pC8wRa2
また国内事業会社を嵌め込む商品を売らなきゃいけないのか・・・・@証券マン
3名刺は切らしておりまして:2009/05/27(水) 19:05:38 ID:ZFDseYiV
排出枠 = 理不尽極まりない枠
4名刺は切らしておりまして:2009/05/27(水) 19:18:03 ID:ptEAgsbR
サブプライムの原因の証券化商品と並ぶ新たな詐欺ビジネスですね。わかります
5名刺は切らしておりまして:2009/05/27(水) 23:16:16 ID:gPuJrjLS
三菱UFJフィナンシャルグループが詐欺本格参入ですか
6名刺は切らしておりまして:2009/05/27(水) 23:17:41 ID:gPuJrjLS
ゴールドマンサックスの微笑み
7名刺は切らしておりまして:2009/05/27(水) 23:52:17 ID:VJ2wxm0r
排出権いくらでも売ってやるぞ!
8名刺は切らしておりまして
俺も空気売りたい