伊藤ハム(兵庫・西宮)がシンガポールへの食肉輸出を本格化する。
今月14日にシンガポール政府が8年ぶりに日本産牛肉の条件付き輸入を解禁し、
輸入可能な処理施設として同社の100%子会社サンキョーミートの有明ミート工場を
認定したことを受けたもの。早ければ今月末にも出荷を開始する予定だ。
伊藤ハムの広報担当者は22日、NNAの取材に対し「サンキョーミートが
輸出向け和牛肉を生産し、当社を通じて出荷する」と述べた。
具体的な出荷量については未定だが、「輸出禁止前並みに需要を伸ばすことができる
と確信している」と語った。
シンガポール向けの輸出ついては、1人当たりの国内総生産(GDP)が日本を
上回るほか、アジア地域の富裕層も多く滞在していることから、「和牛肉の需要は
高く、出荷量の拡大が見込める市場」とみている。
伊藤ハムグループは、これまでも積極的に海外向けに和牛肉の生産を行ってきた。
サンキョーミートだけでも2006年から米国、翌年5月に香港、同年8月に
カナダ向け食肉取り扱いの認定を受け、和牛肉を生産・輸出している。
シンガポール政府は、2001年から日本で牛海綿状脳症(BSE)が発生したことを
受け、日本からの牛肉輸入を全面禁止していた。
今回の解禁条件は、▽同政府が認定した施設で処理されている
▽日本で生まれ飼育された牛である▽30カ月齢未満の脱骨した牛である
――こととなっている。サンキョーミートのほか、群馬県食肉卸売市場、
南九州畜産興業(鹿児島県)が処理施設として認可を受けた。
また、日本産の豚肉(黒豚)についても同様に、▽シンガポール政府が認定した
処理施設である▽日本で生まれ飼育された豚である▽冷凍豚肉である
――ことを条件に輸入を解禁。南九州畜産興業が輸出可能な処理施設として
認定を受けた。
ソースはNNA
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090525-00000003-nna-int 関連スレは
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http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1243389679/l50 依頼を受けてたてました。