【話題/出版】初回配本は各書店に1冊ずつ--光文社刊『地上にて』のユニークな販売方法 [05/27]

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1ライトスタッフ◎φ ★
初回配本は全書店に1冊ずつ。本の内容に共感したらさらに注文し、一冊一冊、
読者に共感の輪を広げていって欲しい。そんなユニークな販売方法の本が発売された。

光文社から20日に発売になった『地上にて』(草風夏五郎著、1575円)は、
主な取引書店2300店に対する初回委託配本を各店1冊で統一した。
「大型書店さんからのおしかりを覚悟でこの販売方法に踏み切った」。
そう語るのは同社販売局書籍販売部の楠本勝司副部長だ。

「初版部数は少ないが、たくさんの人に読んでもらいたい本がある。何か良い方法は
ないだろうか」。本のゲラを手に、担当編集者の大久保雄策さんが楠本さんに相談に
来た。ある作家がデビュー前に書いた原稿をまとめたもの。ペンネームで出版する
ため、初版は5千部だという。

60代半ばの作家が、誕生日に講演会で話した内容をまとめたという体裁を取って
いるが、作家も講演会も架空。ゲラを読み始めた楠本さんは、すぐにその世界に
引き込まれた。「書店の店員さんが顔の見えるお得意のお客様に手渡しで売って
くれる。この本ならそんな新しいチャレンジができると思った」という。

通常の配本だと大型書店に多くの本を回す形になり、初版の刷り部数が少ない本は
小さな書店には行き渡らない。思い切って傾斜式配本をやめることで、より多くの
書店員さんに手に取ってもらおうという逆転の発想が生まれた。定期の新刊案内とは
別に「販売についてのお願い」を製作。各書店の「文芸・一般書ご担当者様」あてに
発送した。現場の書棚担当者に読んでほしいからだ。

作者の草風さんも、「本の内容を愛してもらった上での一つのアイデア。読んで
いただいた書店員さんがどう受け止め、どう売って下さるか楽しみ」と語る。

「共感」という目に見えないものが一冊の本をどこまで成長させられるのか。
静かに見守っていきたい。

◎光文社 『地上にて』(草風夏五郎/著)
http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334975692

◎ソース
http://book.asahi.com/news/TKY200905260179.html

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2名刺は切らしておりまして:2009/05/27(水) 12:02:06 ID:BfSfwJF8
問屋は怒らないの?
3名刺は切らしておりまして:2009/05/27(水) 12:09:07 ID:3+RBCyxf
在庫抱えたくないんですね。わかります。
4名刺は切らしておりまして:2009/05/27(水) 14:18:11 ID:SLMqdSAv
普通にすって普通に返品すればいいだろ
5名刺は切らしておりまして
毎度おなじみのわざと部数を少なくして飢餓感煽る商法かw