インドでは10年ぶりの長期輸出減少が続いている。戦後最悪となった世界的なリセッション
(景気後退)を背景に、3月の輸出額は前年同月比33%減の115億ドルと、ブルームバーグが
統計集計を開始した少なくとも1995年4月以来で最大の落ち込みを記録した。2月の輸出額は
同21.7%減だった。
インド政府が1日発表した統計によれば、昨年度(2008年4月−09年3月)の輸出額は前年比
3.4%増の1687億ドル。昨年9月の米証券大手リーマン・ブラザーズ・ホールディングス破たん前に
定められた政府目標の2000億ドルには達しなかった。政府は今年度(09 年4月−10年3月)の
輸出額を1700億ドルと見込んでいる。
ピライ商工次官は4月13日、輸出減少が今年9月まで続く可能性が高いとの認識を示している。
▽ソース:Bloomberg (2009/05/01)
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003006&sid=ag6qiSFXGGM0&refer=jp_energy