【地域経済/愛媛】しまなみ海道、開通10年 観光客呼ぶも人口は減 沿線の活性化課題[09/05/02]
1 :
やるっきゃ騎士φ ★:
瀬戸内しまなみ海道(広島県尾道市−今治市、59・4キロ)は1日、島嶼(しょ)部と陸地を結ぶ
「夢の架け橋」という期待を受けて開通してから10年を迎えた。開通以来、観光客は大幅に増加し、
救急患者を今治市内の病院に直送できるようになるなど住民の生活にも大きく貢献してきた。
一方で沿線自治体で人口減少が進むなど、期待された活性化については課題が残っている。
しまなみ海道は99年5月1日、来島海峡大橋など三つの橋が完成し、全線開通した。
今治市によると、開通翌年の00年3月(当時は今治市と11町村)の人口は約18万4000人。
開通10年後の今年3月末の人口は約17万3000人となった。
同市によると、「もともと島嶼(とうしょ)部で少子高齢化が進んでいたのに加え、開通による
人口流出が拍車をかけた」という。
競合するフェリーへの影響も深刻だ。開通以来、島嶼部の住民の足となっていたフェリーは
減便や統合を繰り返し、その過程で今治港発着の2航路は完全に廃止された。
一方、観光面には大きくプラスに。
同市の集計によると、観光客数は開通した99年に年間約785万人と前年の約314万人を大きく
上回った。その後ブームは沈静化して、01年以降は460万〜500万人の間を推移、
08年は約515万人と再び増加した。今年は開通10年を記念するイベントが秋まで開催され、
普通車などの通行料金値下げの影響もあり、さらに増えることも予想される。
市観光課は「これを機にリピーターを増やし、観光振興、地域活性化につなげたい」としている。
続きます。ソースは
http://www.mainichi.jp/area/ehime/news/20090502ddlk38040639000c.html
-続きです-
◇リストラ、転職…夢中の10年−−元船員の宮田秀忠さん(38)、海道開通が転機
瀬戸内しまなみ海道開通に伴い、離職したフェリーなどの船員たちの新人生も1日、丸10年を迎えた。
フェリー会社を退職し、開通とほぼ同時期にオープンしたサイクリングターミナル「サンライズ糸山」
(今治市砂場町2)で働く宮田さん(38)=今治市八町東5=はその一人。大型連休で殺到する
サイクリング客の姿に、「事故のないよう一生の思い出を作って」と目を細める。
宮田さんがフェリーの船員となったのは16年前。しかし、しまなみ開通半年前、勤めていた
フェリー会社が、フェリーの減便に伴いリストラに踏み出した。やりがいのある仕事に未練を感じたが、
「将来は先細りするだけ」と会社の離職者募集の呼び掛けに応じた。結婚して家族を抱え、
船員として働きながら求職活動し、サンライズ糸山に採用された。
新しい仕事では、接客用の笑顔を自然にできず、言葉遣いを同僚に直され戸惑った。船の仕事は
一歩間違えば命にかかわりかねず、作業が遅滞すれば周囲から容赦なく怒声が飛んだだけに、
「180度、違った」(宮田さん)という。自転車の貸し出し受け付けや営業に夢中で取り組み、
「いろんな笑顔に会える」仕事が楽しくなった。営業主任を任されるまで周囲の信頼を得た。
しまなみ海道は、自転車などが走行できる道(総延長約66キロ)が整備され、サンライズ糸山には
レンタサイクルが400台、宿泊施設がある。宮田さんは大型連休には、オープン前にできる
レンタサイクルの客の列に対応し、夜には各地に乗り捨てられた自転車をトラックで尾道まで走って
回収する。
「お客様が『またしまなみに来たい』と言ってくれるよう、頑張る」と宮田さんはますます意気込んでいる。
-以上です-
依頼を受けてたてました。
先日、自転車で往復してきたばかりだ。
島はともかく、尾道も今治の寂れっぷりが半端じゃない。
特に今治。コンビニすらほとんどないので苦労した。
依頼されて、わざわざ長文書き起こしたのにレスが30分で0
どんだけM気質なんだよ
まぁ瀬戸内地域はまだ経済的にはマシな方でしょ
日本海側とか東北地域に比べたら
6 :
名刺は切らしておりまして:2009/05/04(月) 11:24:49 ID:Q6FKTFj9
うまなみ
8 :
名刺は切らしておりまして:2009/05/04(月) 11:29:44 ID:brTUb3K/
ストロー現象を加速させただけじゃ…
9 :
名刺は切らしておりまして:2009/05/04(月) 11:47:12 ID:ei/q9Yg+
高速道路で都心と便利になればストローが起こることはもうわかりきったこと
活性化なんていくらやっても無駄です
若い人間に田舎の良さを訴えてもたまにいくものとしか思わないだろうし
まあ無駄だわな
今治は大阪発のフェリーも寄港しなくなる。
あのラジウム温泉に入るのは好きだったが、これからは寄ることもなくなるな。
>5 日本海側もやればいいじゃんw
鳥取______隠岐島______竹島______鬱陵島______韓国
不便な離島は計画通り解消されたので問題なし
やはり高松や徳島、淡路同様ストローされているんでしょうな・・・
所詮、巨額の税金をつぎ込んで交通インフラを整備しても、
活性化なんて無理ってことですな。
通行料金値下げでますますストローが加速するんじゃないですかね・・・?
14 :
名刺は切らしておりまして:2009/05/04(月) 12:51:27 ID:Q6FKTFj9
実はしまなみの島諸部って今治の市内より景気はいい。
世界的大不況のなかでも造船業は受注生産が埋まっているのでしばらくは心配無いし、伯方塩業の大規模な工場もある。
大島も石材という産業があるので実際は金持ちが多い。
本土の景気まで賄えるほどの余力は無いが しまなみの島諸部の生活を支えるぐらいの景気なら実は今はあるんじゃなかろうか。
今治で一番活気がないのは旧市街、JRの駅と港の間
後進の車が便利な場所はまだまし
まあ、全国の地方自治体の多くで似たような現象がみられるが
16 :
名刺は切らしておりまして:2009/05/04(月) 13:05:20 ID:QFEj8QWI
>>5 もしかして役所の中の人?
ここ数年、東北地方とか北陸地方とか、本来上方と地方の格差を対比させたり、意識させない為の言葉狩りが進み過ぎなんだよ。
地方と地域は意味が違うんだしね。
18 :
名刺は切らしておりまして:2009/05/05(火) 08:13:34 ID:xTr0BhIh
しまなみ海道10年 架橋の光と影 島民流出高齢化が加速 通行料値下げ 利用者増地域発展に
しまなみ海道は今月、開通から丸10年を迎えた。尾道市を訪れた観光客数は、開通初年の1999年こそ
ほぼ倍増したものの、その後は開通前の水準に逆戻り。一方、海道沿いの島しょ部では高齢化や産業の衰退が進み、
住民や地元企業から「開通効果は一時的だったが、島民の流出など負の影響は続いている」との声も漏れる。
ただ、3月以降の通行料値下げで車の往来が増えるなど好材料もあり、「開通当初のにぎわいを再び」との期待は
高まっている。様々な思いが交錯する海道の10年を探った。
「子どもらには、私たちの世代ほど島民意識はないのかもしれません」。4月下旬に尾道市街地で開かれた
春の風物詩「尾道みなと祭」で、同市因島土生町、建設業村田勲さん(37)は、長男の市立土生小3年、
大泰君(8)が懸命に踊る姿に声援を送りながら、つぶやいた。
祭の目玉「ええじゃんSANSA・がり踊り」コンテストには、117チーム約6300人が参加。合併前の旧因島市や
旧瀬戸田町など、島しょ部の全19小中学校からも子どもが踊りに参加し、祭を盛り上げた。
海道の開通後、沿線の市町村合併は進み、島しょ部の向島町が2005年、因島市と瀬戸田町が06年、
それぞれ尾道市の一部となった。みなと祭のように本土側との交流や往来は増え、一体化は着実に進んでいる。
旧因島市では少子化が進む中、15歳以上の学生の約半数が島外に通学。村田さんの周囲でも子どもを中学から
島外に進学させる親が増えたといい、「息子には島の暮らしの良さを受け継いでほしいが、島外で広い世界を
知ってほしいとも思う」と頭を悩ませている。
若者の島外流出で人口減と高齢化も加速している。旧因島市では1998年から10年間で、人口が12・3%減り、
65歳以上の人の割合(高齢化率)は約7ポイント増の33・3%になった。旧瀬戸田町(高齢化率35・7%)と
旧向島町(同31・5%)も同様だ。本土側の旧尾道市では、同時期に人口が約4%減り、高齢化率が26・6%に
なったのと比べ、島しょ部の悪化は顕著だ。
尾道市の平谷祐宏市長は「少子高齢化という全国的な課題が、島しょ部で先取りして表れている。
対岸の愛媛県今治市と連携し、地域の魅力を発信してにぎわいを取り戻すしかなく、海道の存在は重要」と話す。
海道の通行料を土日曜、祝日に上限1000円とする値下げが始まった3月20日以降、週末の交通量は
前年の約2倍で推移し、尾道市内の観光施設の利用者数も復調の兆しを見せている。この効果を一過性のものとせず、
地域の発展に結び付ける努力が求められている。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20090505-OYT8T00018.htm
>「もともと島嶼(とうしょ)部で少子高齢化が進んでいたのに加え、開通による人口流出が拍車をかけた」
これは正しいのか?
橋の開通とは無縁の弓削とか岡村の人口の減り小さいのか?
20 :
名刺は切らしておりまして:2009/05/05(火) 09:08:34 ID:z+M0s0el
新幹線と違って、地域を衰退させてしまうんだな
やっぱ固定資産税免除はダメだね
なぜ道路にばかり税金を注ぐのか
この渋滞をなんとかしてくれ…
もう30分ほど、車道でエンジン切って2Chしてるけど動かないw
>>20 新幹線の方が圧倒的にストロー現象がすごいぞ
>>20 新潟、長野、(八戸もか)が潤っているなんて聞いた事も無いが
しまなみ海道10年 架橋の光と影 島民流出高齢化が加速
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20090505-OYT8T00018.htm しまなみ海道は大型連休中、四国から本州に向かう車が詰めかけ、向島本線料金所を先頭に連日、約2キロの渋滞が出来ている。尾道市内陸部の産業団地では
企業進出が相次ぎ、四国との物流は活発化している。だが、こうしたにぎわいをよそに、沿線の島しょ部に立ち寄る車は、通行料値下げで期待されたほど増えていない。
海道沿線に生まれた「明と暗」の溝をどう埋めるのか。課題が残されている。
「車は海道を素通りし、島に立ち寄ってくれない。観光客向けの商売が出来ないんです」。シャッターを下ろした商店が目立つ尾道市因島土生町の商店街で、
男性店主がため息をついた。
同商店街では2008年11月、中核のスーパー「因島サティ」が赤字などを理由に閉店し、集客力が低下。さらに今回の通行料値下げで住民が週末に島外で買い物をする
傾向が強まり、消費は逆に冷え込んだという。
県の商圏調査(2003年)によると、衣料や家電製品などを島外で買うと答えた人の割合は、旧瀬戸田町で49%、旧向島町で39%。飲食やレジャーを島外に求める人も増え、
島しょ部の消費は落ち込む一方だ。全産業の事業所数は06年までの10年間で20%減った。
「このままでは、<消費流出>を加速させるだけ」。危機感を募らせた因島商工会議所の田中陽平指導課長は、商店街の<一斉開店日>を設ける事を提案。
月に1回、商店街でイベントを行い、こぞって店を開けるための話し合いが、近く始まる。
◇
尾道市は、しまなみ海道と山陽道が交わる「瀬戸内の十字路」で、山陰に向かう中国横断自動車道尾道松江線の建設も進む。この地の利を生かし商機を
つかもうという動きも出てきた。
和菓子製造「山本屋」は06年1月、生産と出荷の効率を高めるため、本社工場を尾道市高須町から同市美ノ郷町の県営尾道流通団地に移した。同社は海道開通後、
四国向け商品の輸送手段を、船便や瀬戸大橋から海道に切り替え、出荷量を一気に3、4倍に増やした。荷積みの締め切り時間を午後5時から同9時に延長出来た効果といい、
つきたてのかしわ餅や大福が、翌朝には松山や高松、高知各市内のスーパーの店頭に並ぶ。
同社の山本浩矢社長(38)は「海道開通で四国がより身近な存在となり、商圏としても魅力」と新工場に期待を込める。
同団地は07年4月に完成した3工区まで計31・6ヘクタールに35社が契約し、分譲率は96・1%とほぼ完売。最近は、日本生活協同組合連合会(東京)などの
大型流通センターの進出も目立つ。
松山譲・尾道市商工課長は「尾道は中四国の物流拠点として注目され始めた。海道は通行料の高さがネックだったが、値下げで役割は増すはず」と指摘する。
海道沿線には、多くの魅力と可能性が秘められている。それをどう引き出し、PRして行くか。次の10年はスタートしたばかりだ。
>>21 俺もいたぞ!
7時ごろ今治で尾道12時頃だったorz
俺は1日の深夜に走行したが、渋滞も無く快適でした