調査会社大手ニールセン社によると、香港の中小企業の景況感を示す「中小企業営商信心指数」は
08年の57ポイントから40ポイントに下落した。大企業の景況感を示す「大企業営商信心指数」は38ポイント
に下落した。経営者の多くが今年の経営環境に悲観的な見方を示す結果となった。22日付香港・経済通が
伝えた。
ニールセン社は08年12月から09年1月にかけて香港企業1000社の経営者を対象に電話アンケートを
実施した。指数の基準値は100で、100以下になると経営環境が悪化していると感じていることになる。
調査結果によると、大企業の経営者のうち、90%が「今年の経営環境はさらに悪化する」と回答。
中小企業の経営者では、70%が「今年の経営環境に対して比較的悲観的」と答えた。また、今後の
景気見通しに不透明感がある中、対象企業全体の40%が今年の設備投資を削減する方針を示している。
業種別では運輸、通信、ホテル、不動産で経営環境に悲観的な見方を示す経営者が多かった。
▽ソース:RecordChina (2009/04/24)
http://www.recordchina.co.jp/group/g30756.html