【経済政策】会計ルール統一化、関西財界では後ろ向き−国内で足並みがそろわず［09/04/23］

　企業の業績や財務体質を映し出す会計ルールを世界的に統一する動きが欧米で加速するなか、
日本国内の議論の行方が不透明だ。世界ルールに統一すれば日本企業が世界から投資を集めやすく
なる一方、企業にとってはこれまでと異なるルールで財務諸表を作らなければならず不安が広がっている。
特に、関西経済界で統一に後ろ向きな発言が目立つこともあり、日本経団連は今月、大阪市内で説明会を
開いた。世界のルールに合わせる前に、国内で足並みがそろわず、決算発表の集中期を目前に控え、
日本の会計ルールは世界の潮流に乗り遅れる可能性が出てきた。

　会計ルールは国ごとに決めているため、各企業は自国基準に従って財務諸表を作成している。このため、
世界の企業を投資対象にする投資家には、国ごとにバラバラな財務諸表はわかりにくいと不評で、企業も
世界から投資を集めやすくなるよう統一ルールを求める声が高まっている。

　世界統一ルールとして世界的に導入が検討されているのが国際財務報告基準（ＩＦＲＳ）。各国の会計士らで
構成する団体、国際会計基準審議会（ＩＡＳＢ）が設定したルールだ。

　日本でも、議論は進みつつある。現在、日本独自のルールで決算書を作成するよう義務づけているが、
日本経団連は昨年１０月、ＩＦＲＳに基づいて作成された決算書も認める「選択適用」を支持すると表明し、
金融庁に対し、「強制適用する場合には３年程度の準備期間が必要」として、具体的な作業手順をまとめた
ロードマップの作成を訴えた。

　金融庁は今年２月、ＩＦＲＳ導入に向けたロードマップ案を提示。平成２１年度から多国籍企業など一部の
企業に選択適用を認める方針を打ち出した。２４年度にはすべての上場企業の連結会計に強制するか
どうかを判断する。

　日本経団連や金融庁を導入に駆り立てるのは、米国の動きだ。これまで自国基準に固執してきた米国が
昨年夏、ＩＦＲＳの段階的な導入にかじを切った。すでに欧州委員会は、欧州連合（ＥＵ）各国に連結会計での
導入を義務づけた。

▽ソース：産経関西　（2009/04/23）
http://www.sankei-kansai.com/2009/04/23/20090423-009034.php
記事は>>2以降に続きます。

>>1の続きです。

　日本も統一に向けてはずみをつけたいところだが、具体論に踏み込む段階で、統一に逆行する発言が
目立ち始めている。特に、関西経済界で消極的な姿勢が目立ち、大阪商工会議所の首脳は「日本では
これまで、米国の基準が十分な検証なしに取り入れられてきた弊害があり、ＩＦＲＳについては積極的に
検証したい」と、表現上は「積極的」ながら、内容は「検証」にとどめ、「統一」に距離を置く。

　また、関西経済連合会の下妻博会長も今年２月の関西財界セミナーの席上、ＩＦＲＳや米国基準で重視
されている四半期決算制度について「短期利益の志向が強くなるのでやめた方がいい」と批判した。

　こうしたなか、日本経団連は今月１４日、関西の企業向けに、会計ルール統一の重要性について説明する
セミナーを大阪市内で開いた。約１００社・団体が参加し、説明に耳を傾けたが、９０分間のセミナーの最中に
参加者が質問に立つ場面は見られなかったという。終了後に説明した経団連幹部に個別に質問をする姿も
あったが、「これから関心が高まればいい」（経団連幹部）という状況だ。

　世界の統一ルールを受け入れなければ、世界の投資家が日本企業を素通りする恐れもある。日本公認
会計士協会近畿会の中務裕之会長は、ある講演会の中で「ＩＦＲＳが良い悪いという問題ではなく、もう日本
も受け入れるしかない状況だ」と訴え、企業に理解と準備を求めている。

−以上です−

利権を奪われるような事に賛同するわけが無いって
今、上に立って美味しい利権抑えてる人が
好き放題出来なくなるし

別に世界なんて大それたこと考えてない企業からすりゃ
無駄な手間かかるだけだしな。

はぁ。

仕事が奪われるリスクが増えるだけで
何も競争力が無い利権で食ってる企業には
メリットゼロだから無理だろ

「バスに乗り遅れるな！」ってやつだな。
こういうのは大抵・・・

押し付けは雨屑が俺様ルールの朝令暮改やめてからにしろや

株価が底（まだあるかもしれんが）今更変えてもな

もちろん投資家は素通りするよ
不透明なら資金の使用先を追えない様に
業務を複雑怪奇にされて資金抜かれるだけだから

最後に「一生懸命がんばったんですが、申し訳ありません」って
謝れば済むと思ってるアホが多いし

融資すると真っ先に自分へ投資する日本企業に誰が投資するの？
国民から取りたいなら公的資金を当てにすれば良いじゃない

先進国で共通にしてない方がどうかしている。

>>12
いや、『先進国だからこそ』だよ。
つまり長きにわたり独自の商業圏を持ち、一定以上の会計技術や商慣行があったからこそ独自の会計基準が作られているだけ。
ちなみに会計的に後進国だった韓国やインドなんかは早々に国際会計基準（or米国会計基準）を丸パ……導入しているんだぜ〜

でも、時価会計や退職給付会計、包括利益なんかを除けば大分日本もコンバージェンスしてるんじゃないの?
東京合意でそっちに行こうって言ってたじゃん。
関西が反対する理由が分からんのだが…

関西＝朝鮮で見れば分かり易い

　そりゃ経営陣にとっては赤字になっても長期的に見てくれ
って誤魔化せる方が楽だからな。

売国経団連が主導しているということは米国の命令。
反対する関西は国益を守る愛国者。

米国の命令で金融庁が導入した時価会計を当の米国が変え始めたので
辻褄を合わせる為に、また会計を変えようとしている。

>>14
　韓国はすでに国際基準だぞｗ

>>16
しがらみがない分、純粋に我が国を愛することが出来る
古からの都だしな、本当の日本がそこある

EUも新興国も、そしてアメリカすらもみんな国際基準で統一するのに
日本だけ自国基準を守るなんてことができるわけがないだろう
いずれにはその流れに逆らえなくなるのだから
早い段階で国債会計基準に日本の意見を反映させるための活動を活発化させるべきなのに
現実を直視できずに距離をおくとかマジキチ

早い段階で進める合理的必要性が無い。
○○すれば投資が(以下略)みたいな論理や脅しは、今や疑いを持たれている。

概念フレームワークあたりで大分近づいて
今の会計処理はそこまで違いないんじゃ？

　

>>20
基準が揃ったところで誰も得しねえし

定額給付金をくれた麻生さんには　ほんまに感謝だわと まるで総理が
自腹を切ったようにテレビを見ながら喜ぶ, そんな母から私も生まれた・・
官僚天下り先特殊法人らには毎年１１兆円以上の税金が消えている！
何をしているのかも解らない老人官僚らが高額な報酬を貪って60年！
この天下り先さえ廃止すれば、消費税据え置きでも大減税が出来る！

総理が何を言っても　寄って立つ高級官僚６０年の既得権益老人らの
圧力が透けて見える。。。権力は腐敗する。。腐敗するんですょ。。。
とにかく一度は政権交させて60年間の大掃除をしないと我が国の
体制は身動き出来ない程、官僚ら既得権者に蝕まれてしまう！

政権交代すれば天下り先撤廃法案は衆参両院を確実に通過する。
官僚らの激しい抵抗は穏かで遠回しで前例がないと流暢な詭弁となろう・・
特法人を解体出来れば総理は誰でも良いのだが,官僚を論破出来るのは
政界の中心部で４０年を超える老練な経験を持つ小沢が適任だろう・・
それをやり遂げたら,小沢の政界構想どうり 若手に総理を譲り、さらに
個人名義で長年蓄えた政治献金(自民との政争資金)を民主党に寄付し
勇退をお勧めしたい。
（小沢は金を個人で貯える事が政治目的だと言うマスコミ被れがいるが
政権取りに破れた時、民主の利己的議員が右往左往し再度 党が分裂
した時に、個人名義だから新たな党の立ち上げ資金に独自に使える・
これが小沢の金が個人名義たる主な所以であり他議員との政治目的と
器の違いでもある）
民主党にも問題が多いしかし 今回だけは一度政権を交代させ 老害
官僚らの天下り特殊法人を 完全撤廃させて２万人を超える既得権益
大集団組織を解体しようではないか！
＊近頃の視聴者読者受けだけのテレビマスコミにはもう任せて おけない！
みんな力をあわせて このサイトを出て(上記内容を貼付け)どしどしメールや
投稿でネットの輪を全国に広げましょうょ・・日本の未来の為に・・
とにかく次の選挙だけは、この国に巣くう老害の天下りを終焉させる為
一度政権を交代させてみようでは,ありませんか。

科目コードを世界的に統一ってできないもんなんかね？

>>26
単に統一化する事は簡単。
でも業種や業態、習慣によって重要な数字ってのは変化するから
全てを統一化してしまうと余計分りづらくなるし間違いの元になる。

日本のルールを国際基準にすればいい

>>28
出来ませんでした。

先送りして、にっちもさっちもいかなくなってから対応するのが日本らしい。

>>24
得はしないけど損はするんだじぇい？
まぁ将来日本の会計が「ガラパゴス」って言われてもいいなら現状維持でいいんじゃないかい？

>>2
>関西経済連合会の下妻博会長も今年２月の関西財界セミナーの席上、ＩＦＲＳや米国基準で重視
>されている四半期決算制度について「短期利益の志向が強くなるのでやめた方がいい」と批判した。

これちょっと前に関西経済界のシンポジウムかなんか、テレビでやってたな。
実際、長い期間をかけてコツコツものづくりしてこうって会社にとって、
四半期決算が合わないってのはあるんじゃないの。
ちょっと数字が悪きゃーそれとばかりに株を売り仕掛け。
外人投資家に振り回されて国内投資家は右往左往。
世界基準に合わせるだけがそんなに利口か?
そうやってきた結果が社員大事と地道にやってきた企業が金金金の外資に乗っ取られて
末端がリストラの憂き目に合うようなことになってんじゃないの?

国際基準ものれん非償却とか財界に有利な規定もあるだろうに。
日本の学者はのれん償却に消極的（持分プーリング法を廃止してものれん償却は存置）だから
こういうのは外圧なしじゃ実現できない。

乱立

相変わらず勘違いしている人間がいるが、
IFRSs（国際財務報告基準）は、アメリカの基準じゃないからな。
ちなみに、アメリカは「自国基準を捨てて」IFRSsを採用する方針がほぼ決定済み。

IFRSsを採用せずに行こうという発想が残っているのは、
マトモな経済活動をしている国の中では、日本だけ。


>>20の言うとおりで、今更会計基準の「鎖国」なんて出来るわけが無い。


>>22
似ているようで実は全然違う部分が残っている。
特に収益認識基準は、日本よりもずっと厳格に基準が定められているから、
これをまともに導入しようとすると、相当なコストがかかる。