【不動産】新興デベロッパーになお続く「重大局面」−金融機関の支援継続の正念場(東洋経済)[09/04/21]

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1依頼@台風0号φ ★:2009/04/22(水) 23:44:20 ID:???
 「最近、危ない会社の頭文字をとって“JAPAN”なんて言われている」。不動産会社の資金繰り難が続く中、
ある業界関係者はそう苦笑する。頭文字をとった「JAPAN」は昨年来言われているが、該当企業の倒産もあり、
新たに入れ替わって登場した。そんな言葉遊びがまかり通るほど不動産業界の経営危機説は日常化している。

 株式市場で不動産セクターを調べると、3月末現在、全部で130社あるが、このうち2000年以降の公開
企業は全部で82社。実に63%に上る。ところが、昨年1月以降わずか1年の間に19社が“倒産”しているが、
いずれも00年以降に上場した企業だ。ある業界関係者は、現在のような資金繰り難が続くと「J‐REITが
解禁された00年以降に上場した企業全部に倒産懸念が出てもおかしくない」とまで言う。

 資金繰り難はここまできた。年明け以降、住宅金融支援機構の「まちづくり」融資資金に突然、中小の
マンションデベロッパーが殺到しだしたのだ。担当者は、「この制度は平成19(07)年からあるが、年間
10件程度の実績だった。が、昨年12月に不動産業者に対する緊急支援策を追加公表したところ、土日まで
問い合わせが続いた。具体化された融資案件は3カ月で40件に及んでいる」(元木周二・まちづくり推進部
まちづくり業務グループ長)と言う。

◆資金繰りの綱渡り経営 突如、アゼルも破産

 それだけではない。3月25日にはクレディセゾン系の不動産デベロッパー、アトリウムが保証債務等の
引当金繰り入れで債務超過が確定的になり、クレディセゾンの完全子会社化=上場廃止を決定した。IR
担当者は「昨年のリーマンショック以降、手掛ける不動産融資保証で、資金繰り難に陥った不動産会社の
代位弁済が急増した結果だ」と言う。

 こうした厳しい資金繰りに多くの新興デベロッパーの経営も直撃されている。下表は3月25日時点で株式を
公開している新興デベロッパーの経営安定度を四つの項目で見たものだ。自己資本比率、当座比率の両方が
20%未満(オレンジ色表示、10%未満は濃い色表示)で、監査法人による継続性の疑義も付いている企業は
全部で9社。これを売上高の規模で順位づけすると、プロパスト、アトリウム、アゼル、アルデプロ、サンシティ、
日本商業開発、アスコット、陽光都市開発、セイクレストとなる。

▽ソース:東洋経済 (2009/04/21 12:20)
http://www.toyokeizai.net/business/industrial/detail/AC/053cfdfa73db496bad18226f4fee7d21/page/1/
記事は>>2以降に続きます。
2依頼@台風0号φ ★:2009/04/22(水) 23:44:41 ID:???
>>1の続きです。

 このうちアゼルは3月30日午前8時30分に破産申告を申請した。理由は「3月期末の運転資金調達が
不調に終わった」(IR担当者)ためだ。同社は旧日栄建設工業。マンション開発と建設事業の両輪経営で、
当座比率もプロパストと同じ5・2%と、資金繰りは厳しい状況にあった。運転資金は実質大株主のファンド
依存だったが、マンション事業の不振から、棚卸資産評価損を計上、第2四半期末に09年3月期の業績
予想を大幅赤字に修正した。

 このため、主力銀行(りそな銀行、横浜銀行)を中心とした過去のシンジケートローンの財務制限条項に
抵触、継続企業の疑義が付いた。この継続疑義を外すと同時に、3月期末の資金調達のために、レジャー
産業として兼営してきたパチンコホール(4カ所)の売却を計画。遊技場経営の「パラッツォ東京プラザ」との
間で大田区内の2カ所のホールの売却交渉を行ってきたが、パラッツォが東京スター銀行からの資金調達に
失敗したため、アゼル側に27億円の取り立て不能が発生。期末に控える約定返済等ができなくなった。
この間も、資産売却で時間を稼いできた結果、「事業を継続できる資産も乏しく破産に至った」(同)と言う。

 プロパストも3月31日に第3四半期決算を発表したが、監査法人の「意見表明」が付かず、同日付けで
ジャスダック市場の監理銘柄(審査中)に移された。取引所は「株券上場廃止基準に該当するかどうかを
審査しており、決定までの日数は明確にできない」(広報担当者)と言う。同社がリリースした監査法人の
四半期レビュー報告書によると「会社より提示された経営計画等の合理性について十分な心証を得ることが
できなかった」とあり、経営実態の厳しさが伝わる。

 同社は当初、マンションデベロッパーからスタートしたが05年頃から不動産流動化事業で急成長し、06年
12月に株式を公開した。08年5月期には過去最高益を達成したが、不動産市場の局面が暗転。9月の
リーマンショックも追い打ちをかけた。レバレッジを利かせた経営で、棚卸資産と借入金が積み上がり資金
繰りの逼迫も時間の問題だった。

 年が明けると、予定していた第2四半期決算が監査法人との調整不調で発表できず、監査法人を新日本
監査法人から明誠監査法人に変更。遅延した第2四半期業績では棚卸資産評価損170億円を計上、通期
予想を大幅赤字に修正した。金融機関に対する支払い条件の緩和要請や08年5月期の法人税等の一部
未払いにより継続企業の疑義が付いた。

記事は>>3以降に続きます。
3依頼@台風0号φ ★:2009/04/22(水) 23:45:01 ID:???
>>2の続きです。

 現在、「新規プロジェクトを停止し、既存プロジェクト50本の早期売却を進めている」(矢野義晃経営企画
部長)。が、第3四半期末で長・短借入金は852億円ある。返済のために、棚卸資産を第2四半期末から
267億円圧縮して993億円にしたが、依然、資金回収状況は予断を許さない。

 アトリウムは前述のように債務超過に転落することから、7月にクレディセゾンの完全子会社になり、
上場廃止を予定。同社は不動産流動化と不動産融資保証で伸びてきた会社だが、代位弁済した不動産
会社の中には「比較的大手も含まれている」(IR担当者)と言う。代位弁済に伴う求償債権額は今第3
四半期末で565億円(前年同期63億円)に急増していた。

 アルデプロは中古マンションの再生事業からスタート後、プロパスト同様、不動産流動化で業績が急成長
した。が、その後は膨れ上がった棚卸資産の処理が進まずに、収益が悪化。継続疑義の注記が付いており、
金融機関からの新規借り入れはできない状態だ。

 そこで3月に入り、秋元竜弥社長自らが第三者割当増資15億円に応じて資金供給。2年前に比べ社員を
10分の1の40名まで削減し、中古マンションの再生事業に特化することから「2年ほど借り入れゼロでも
やれる」(秋元社長)と言う。

 ただ、問題は期中での既存物件売却加速で債務超過になる懸念があることだ。そこで焦点になるのが、
これまで金融機関に代わる資金調達先だったゴールドマン・サックス系ファンドの対応。アルデプロは一昨年
から2回、同社を割当先とする1年満期の社債100億円を発行。今年8月にも満期が到来する。ここで同
ファンドが三たび資金調達に応じるかどうか。債務超過対策もあり「資本勘定に直入できる株式転換も視野に
入れて協議している」(秋元社長)が、依然不透明だ。

 サンシティは不動産流動化と東北地方で販売戸数トップのマンション分譲が主力事業。が、業績悪化で
純資産が目減りし、シンジケートローンの財務制限条項に抵触した。継続企業の疑義を外すには収益の
改善が不可欠。マンション事業に集中し危機脱出を図る構えで、年明けにマンションの買い取り再販売強化
のためシンガポールの投資会社から上限250億円の資金も調達したが、前途多難と言える。

 残る4社も今後、棚卸資産の処分に伴う収益悪化に対して金融機関の支援をどこまで取りつけられるかが
ポイントになる。いずれも四半期決算の監査法人チェックが到来する5月が第一関門になりそうだ。

−以上です−
4名刺は切らしておりまして:2009/04/23(木) 00:00:55 ID:x620OyMB
デベロッパー、J‐REIT破綻倒産で土地が安くなるベンチャー企業、新しく商店を始める人が事業、商売を始めやすくなる。
マンションの価格が安くなれば消費が他の分野に回る

デベロッパー、J‐REITの破綻倒産が景気回復の第一歩
5名刺は切らしておりまして:2009/04/23(木) 00:05:23 ID:d7W39nHT
秋元ふざけんなよ!!
6名刺は切らしておりまして:2009/04/23(木) 00:09:00 ID:snNC+Mi6
もうトーセイっちゅーねん
7名刺は切らしておりまして:2009/04/23(木) 00:20:38 ID:Vw8arijl
この低金利下で儲からないなんてよっぽどバブってたんだな
8名刺は切らしておりまして:2009/04/23(木) 03:18:30 ID:UdgNPy1n
結局のところ、如何に「見えない資金」で今日昨今の不動産シーンが
廻っていたかという事でしょ。
9名刺は切らしておりまして:2009/04/23(木) 07:42:04 ID:Iqkw7pmK
政府が土建業界に税金投入したせいで一向に崩壊しない不動産バブル
やっぱり潰すべきものは潰さないと傷口また開いてるだけじゃないか
10名刺は切らしておりまして:2009/04/24(金) 17:08:36 ID:uFYG0wyq
 
11名刺は切らしておりまして
この記事にある某社長は人を半殺にしたことあるからなあ

それに比べれば父さんなんて、なんともないだろ