【社会保障】日本航空など企業年金運用難−大手企業、自己資本リスク深刻化［09/04/11］

　今月末から本格化する２００９年３月期の企業決算で、深刻な年金の積み立て不足に陥る企業が続出する
懸念が強いことが、日興シティグループ証券の調べで１０日分かった。金融危機に伴う株安で運用成績が悪化、
自己資本が棄損するリスクが高まっているためだ。景気の先行きは不透明で、１０年３月期に不足額はさらに
積み上がる可能性もある。

　企業年金は、厚生年金などの公的年金とは別に企業が社員に対して用意する年金制度で、受給額が前もって
確定している「確定給付年金」や、厚生年金の老齢給付の一部を国に代わって支給する「厚生年金基金」などが
ある。公的年金に比べて、高リスクの国内外株式とヘッジファンドの組み入れ比率が高く、確定給付年金と厚生
年金基金を合わせた運用資産に占める、国内外株式とヘッジファンドの比率は、０８年３月末時点で４５．３％
にも上る。

　株安局面では企業年金の資産も目減りする傾向が強い。日経平均株価が下落に転じた０７年度は年金資産も
減少に転じ、金融を除く東証１部上場の企業の積み立て不足額は７．２兆円に上った。金融危機の表面化で世界
同時株安が加速し、日経平均がバブル後最安値をつけた０８年度は、企業年金の運用は一層厳しくなっており、
年金の積み立て不足も０７年度以上の悪化が見込まれている。

　企業会計上、不足額は費用として計上する必要があるため収益圧迫要因となる。加えて年金資産の目減りを
補うため引当金を増やせば、自己資本が減少するリスクにさらされる。

　とくに、米国会計基準では、年金資産の運用減は、発生年度に一括計上され、自己資本の急減を招く恐れが
ある。米国基準を採用する企業には、東芝やソニー、日立製作所など電機大手が多いが、０８年度末の自己
資本の棄損は不可避だ。

　日本の会計基準では１０〜１５年の多年度償却も選択でき、単年度では投資家が重視する最終利益への影響
は限定的だが、それでも積み立て不足額の対自己資本比率が高い企業については、「市場は『隠れ債務』と
認識する場合がある」（日興シティグループ証券）。こうした恐れの強い企業には、日本航空やＮＥＣ、富士通など
があり、とくに日航は積み立て不足の対自己資本比率は７１．３％に達している。

　運用環境が悪化した場合、企業は給付額を維持するために掛け金を引き上げる必要がある。しかし、引き
上げは企業収益の圧迫要因となることから、厚生労働省は０８年度に続き、０９年度も引き上げ猶予を検討して
いる。ただ、大和総研の岩田豊一郎シニアアナリストは「従来のような運営は限界」として、「支給額の切り下げ
など、制度見直しを進めた企業と、そうでない企業では、今後の成長にも差が出てくる」と指摘する。

▽ソース：FujiSankei Business i　（2009/04/11）
http://www.business-i.jp/news/kinyu-page/news/200904110022a.nwc
▽画像
年金積み立て不足額が上位の主な企業
http://www.business-i.jp/news/kinyu-page/news/200904110022a2.jpg

運用成績悪いなら引き下げるしかないだろ
企業年金まで下に押し付けるようになったら終わるぞ

移民しかないな

共済年金しか成り立たなくなるな

JALはキチガイ労組を切れ。
労組を切るまで公的資金の注入はやめろ。

欧米の企業年金の破滅的状況に比べたら、それでもましなわけだが・・・・
投資という名のギャンブル社会の終了なんだよな。

公務員様は退職金を積立不足を「退職金債」でまかない、軽い気持ちで将来に付けを回してる。
銀行は、基本的に自治体は貸し倒れが無いから、この債権に飛びついてる。
夕張の地方債権も１００％保全されてるからね（貸し込んだ銀行はノーダメージ）

>>7
自治体が破綻しても債権保全っておかしいよな
そんなことやってるから中小企業に貸し渋りしたりする

共済年金は株式で運用していないの？

>>5
JALもANAも一度潰さないと無理だろ

債務者＝住民の全資産が債権を超過しない限り、銀行に返済を続ける義務がある。

しかも、住民の現在資産だけじゃなく、将来的な納税も資産となるから、事実上、
貸し倒れは無い。住民は死ぬまで、その子孫も完済まで責を負うことになる。

企業年金（笑）

陰宰拿ー情報に詳しい
株屋の友人が多いか田舎に
企業年金の運用が
懸かっている

>>2
JALの労使は年金の引き下げで一度合意したんだけど、
行政の横槍で頓挫した。

厚生年金があるから、企業年金は解散しとけ