ドイツ政府は9日、経営が悪化している不動産金融大手ハイポ・リアル・エステートの
国有化を目指し、同社株を1株1.39ユーロ(約185円)で買い付けると発表した。
ドイツの大手銀の国有化は第二次世界大戦後、初めて。
同社の経営破たんは金融システムに甚大な悪影響を与えると判断しての対応策となっている。
ドイツ政府は今年1月、同銀に1億ユーロ以上の公的資金を投入し、同銀を管理下に置く
考えを示していた。
1株当たりの買い付け価格は、8日の市場価格より15.8%高い。
同社は経営悪化を受け、2011年までに2億ユーロ相当のコスト削減計画を発表。
総従業員1800人のうち約800人の人員整理も打ち出している。
ソースは
http://cnn.co.jp/business/CNN200904090035.html