航空各社(スカイマークとスカイネットアジアを除く)は7日までに、3月の沖縄関係路線の搭乗実績を
まとめた。上下線を合わせた旅客数は合計135万8276人で、前年同月比4・8%減少した。マイナスは
昨年11月から5カ月連続となった。
全日空(ANA)、日本航空(JAL)とも、減便や機材縮小などによる提供座席数の減少で、主要路線の
関西が20%前後落ち込んだことなどが影響した。一方で、マイナス幅は2月の12・4%減から縮小。
春分の日が3連休に当たったことや、関西の臨時便効果などが寄与したとみられる。
ANAは6・5%減。11月から減便している関西が26・1%と大幅に落ち込んだほか、提供座席を
減らした福岡も12・8%のマイナスだった。関西を含めて全体的に提供座席数が減っており、「景気低迷
で各路線が伸び悩んでいる」(沖縄支店)とした。
JALは6・0%減。昨年11月に機材1便を小型化した関西が23・4%減少した。関西を中心に臨時便
61便を運航したが、全体の提供座席数が5・0%減少し、大幅な押し上げにはならなかった。
日本トランスオーシャン航空(JTA)は1・0%増。神戸路線の増便効果などで県外路線が9・5%増加
したことが寄与した。
しかし、県内路線は那覇から石垣、久米島の離島需要が伸び悩み、4・2%減少した。
琉球エアーコミューター(RAC)は3月として過去最高の1・8%増。昨年11月から毎日運航になった
那覇―宮古が約9倍に増え、全体を押し上げた。
▽ソース:沖縄タイムス (2009/04/08)
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-04-08-M_1-009-1_003.html?PSID=6b2bf18b6c3b42163149d4276c97dcb0