中部経済産業局は関東経済産業局、近畿経済産業局、中国経済産業局と連携し、航空機部品関連の
中小企業の海外展示会への出展を支援する。日本の航空機産業の海外市場開拓が狙い。6月に仏パリで
開かれる航空ショーへの出展を促し、海外の航空機関連メーカーとの直接取引のきっかけにする。出展
企業は最終調整に入っており、全国から10社程度を選ぶ予定。
日本の航空機関連企業は高度な技術を持ち、海外メーカーからの評価は高い。しかし重工業3社を
トップにしたピラミッド型の産業構造ができており、下請けとなる中小企業が海外の航空機メーカーと
直接取引をする例はごく一部の企業に限られている。
しかし、今後日本の航空機産業に厚みを持たせるためには、海外市場の開拓が不可欠と判断。
このためまずは中小メーカーの海外進出のきっかけづくりを狙いに、海外展への出展を促すことにした。
出展料や通訳の費用などを経産局が負担する。
▽ソース:日刊工業新聞 (2009/04/03)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1220090403baah.html