北陸電力は31日、2009年度の電力供給計画を発表した。景気悪化の影響で、販売電力量は
前年度比3.5%減の275億キロワット時を見込む。08年度時点の計画から下方修正した。
設備投資額は12%増の660億円を予定。原子炉を再稼働した志賀原発1号機(石川県志賀町)の
発電を盛り込んだ結果、発電電力量に占める原子力の構成比は20ポイント上昇し35%になる。
販売電力量は08年度時点の計画では296億キロワット時を見込んでいたが、急速な景気後退で
製造業などの電力需要が落ち込んでいるのを受け、予想を下方修正。08年度実績(推定)より
3.5%減るとみる。志賀2号機から関西電力や中部電力への売電量は、契約の計90万キロワット
から抑えた70万キロワットを維持する。
10年度までの中期経営計画に掲げる連結経常利益400億円以上の達成は「微妙」(永原功社長)
としている。
設備投資額は660億円を見込み、自己資金や500億円の社債発行で賄う予定。変電所の3カ所
新設などに使う。
▽ソース:NIKKEI NET (2009/04/01)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090331c6b3103631.html ▽株価情報
http://company.nikkei.co.jp/index.aspx?scode=9505