【暮らし/物価】昨春から一転、値下げラッシュ--行き過ぎなら企業圧迫も [03/31]
何度も言うけど
企業にとって、3〜5年で物価が半減する状況下では、毎年1割以上も売上が減ることになる。
ソニーは−14%で赤字転落。毎年1割以上の売上減が意味する恐ろしさがわかる。
★「物価連動国債のBEI(Break Even Inflation:市場の期待インフレ率)」は指し示す。
マーケットは「日本はこのままでは3〜5年で物価や賃金は半減。超デフレの悪夢に襲われる」と判断していると。
[週刊現代 2008/01/24号から要点]
■「物価連動国債」とは…
▽一般の国債…「たとえば、購入時の元本が100万円なら、償還時の元本も100万円」
▽物価連動国債…「元本に消費者物価指数を掛けた額が償還される」。購入時に比べて消費者物価指数が高くなれば、それだけ多くの元本が返ってくる
■「ブレーク・イーブン・インフレーション BEI(Break Even Inflation:市場の期待インフレ率)」とは…
物価連動国債と一般の10年もの国債との利回りの差。
「マーケットが今後10年間の物価上昇率をどう見ているか」の指標、「市場の期待インフレ率」。物価は、経済活動のバロメーター。
経済学者やアナリストの分析と異なり、実際に国債を取引する投資家がシビアに判断する数字であるため、景気の動向を表す指標の中でも「ホンマものの予想」。
■BEIの推移
『BEIはいまや−2.5%。「1年に2.5%ずつ下がる」ということは、「10年後には物価が1/4も下がる」ということ。』
■それだけでもショッキングだが――
過去の大恐慌のデータをみると、「底割れした景気は、悪くなり始めてからおよそ『3〜5年後に一旦大底』をつけ、やがてやや持ち直す」、『Jカーブを描く』。
つまり、『物価は1/4下がる前に、一旦さらに下がる(1/4以上下がる)。その際の物価は、現在の2/3〜1/2(−33〜50%)程度。』
『企業にとって、3〜5年で物価が半減する状況下では、毎年1割以上も売上が減ることになる。』
仮に物価が半減すると、売上も半減し、当然、賃金も半減する。賃金の5割カットは労組が認めないから、その分は雇用調整、リストラで対処することになる。
>>11 ★『仮需が消えて、実需は仮需の50%=50%減産だった。需要減や販売不振と認識している企業は持たない。今が適性需要という認識が必要。』
売上半減でも利益がでる企業体質にした企業しか、法人税半減でも運営できる財政体質にした国しか、生き残れない《適者生存》の時代。
延長線上でものを考えてはいけない。「白紙・ゼロスタートの再建策」を、早く策定して実施した所だけが生き残る。
◆「売上半減でも利益がでる企業体質にする」 by 三井金属社長 日経新聞 2009/03/15
■バンダイの仮面ライダー・レジェンドベルトみたいに、機能を落として(=品質下げて)値下げ販売するのは邪道。品質下げずに、価格が大幅下落の時代なのに。
■3800円で1タイトルが手に入る「Wiiであそぶセレクション」
【ゲーム】Wiiであそぶセレクションに「メトロイドプライム」「ピクミン2」の2タイトルが追加
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/moeplus/1232038264/ ◆
http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?n=MMITew000016012009&cp=1 ≫ 任天堂はゲームソフトの価格を低めに設定する戦略を採り、DSやWiiのゲームでは実売価格が5000円を切るタイトルが多い。
■経済は着実に悪化しつつあり、年収−30%が既に到来し、春闘でボーナス削減が明らかになった今、今後消費は更に減少する。
そして、生産者も苦境に落ち込む。
◆在庫の積み上がり(前年同月比)
▽国産牛…+ 28%
▽国産豚…+122%(過去最大の在庫)
▽国産鶏…+ 70%
“品質下げずに”価格が大幅下落
◆養殖魚の価格
▽ヒラメ…08年秋に比べ−30%安
▽ブリ …08年に比べ−10%
◆国産肉(牛・豚・鶏)の卸価格…牛肉は6年8ヵ月ぶりの安値
▽和牛去勢A3クラス…一年前に比べ−16%(一キロ1458円)
▽和牛去勢A4クラス…一年前に比べ−15%(一キロ1713円)
▽普及品B3クラス …一年前に比べ−14%(一キロ1134円)
▽豚 …一年前に比べ−30%(一キロ 430円)
▽鶏もも肉 …2008年4月比−20%(一キロ 550円)
14 :
名刺は切らしておりまして:2009/03/31(火) 01:26:57 ID:ieqF6JXe
>>13 タイムラグがあり、娯楽に津波が来るのは09年後半ぐらいか…
★《危機の進行度「金融は5回表、自動車業界は1回表」》、不況は始まったばかり。09年夏に津波到来、今は小波。
■トヨタの認識
『08年10月に渡米の際に、豊田章男・トヨタ副社長(52)は、危機の進行度を「金融は5回表、自動車業界は1回表」、つまり(不況は)始まったばかりだと聞かされた。』[ANN 2008/12/25]
■鈴木修・スズキ会長兼社長の危機感…全治5年、津波の到来は09年7―8月ごろ
◆09戦略(2) スズキ会長兼社長 鈴木修氏(そこが知りたい)[日経新聞 2008/12/25]
――自動車産業が回復に向かうのはいつごろか。
『今が底ではない。米ビッグスリー(米自動車大手3社)の経営危機の影響が、まるで津波のように時間差で日本に押し寄せる』とみている。
『(津波の到来は)来年(09年)7―8月ごろ』だと思う。
これが今回の自動車不況の一番の底になるのではないか。『今までは全治5年とみていた』が、3年に短くなるか10年に伸びるかは、来秋(09年秋)の状況によるだろう。
■《最終製品》の自動車・電機メーカーが軒並み赤字に転落しているのに、それ向けの《部品・素材》や《中間製品》のメーカーが無事でいられるわけがない。そして、その繁栄により消費されている娯楽産業も…。
自動車・電機同様、部品素材や中間製品、娯楽も収益的に地獄へ転落するのは時間の問題。
■最悪なのは、世界中の様々な産業が、『目一杯の膨大な設備投資を完了した段階で、需要が一瞬で無くなった』ということ。
残ったのは、膨大な設備と人員と在庫と借金。『需要は1/3〜1/2減なのに、在庫の積み上がり』という、最悪の事態に企業は直面。
安易な経営戦略の場合、大企業でも資金繰りに困窮し、ことごとく淘汰される。
ところが、この状況下で生き残った企業・個人は、皆が失った富をすべて吸収し、巨大な富を築く。
『延長線上でものを考えてはいけない。「白紙・ゼロスタートの再建策」を、早く策定して実施した所だけが生き残る。』
◆「(社員は)ちょっと減ることすら経験していない。こんどは大幅に減るというのに。基礎まで行かないといけない。
再建策。延長線上でものを考えてはいけない。白紙、ゼロスタート」 by 鈴木修
長文コピペは勘弁してほしい。もう少し要約たのむ。
>>7 ですね。正にデフレスパイラルと呼ばれる現象ですな。
16 :
名刺は切らしておりまして:2009/03/31(火) 01:30:15 ID:OLBFcGdi
500グラム88円だった最安値の輸入パスタが138円になって
いままた100円になった。
もう少しかなと思っている。
17 :
名刺は切らしておりまして:2009/03/31(火) 01:31:38 ID:ojd2FW57
値段が高くてもいいからさー、中国産マジで排除してくんね?
50円高くて日本産なら日本産買うし。
18 :
名刺は切らしておりまして:2009/03/31(火) 01:32:33 ID:vQfzGqXQ
おれのガンダムお風呂セットかしてやるからがんばれ
19 :
名刺は切らしておりまして:2009/03/31(火) 01:33:27 ID:BwFc6S4m
値下げパトラッシュ。
>>14 部品メーカーの連鎖倒産は、これから
★技術があるなしは関係なく、モノが「売れない」を通り越して「作れない」《部品調達難》…モノづくり立国ニッポンの崩壊現場
下請けが立ち行かなくなれば、国内でモノを製造できなくなるのは、火を見るより明らか。
◆09年1月の製造業者倒産件数…168件 前年同月比+52% [帝国データバンク]
月単位ではバブル崩壊後最多。「仕事がなく、資金繰りがつかない」が最大の倒産理由。
倒産企業の中で目立つのが、自動車関連。早くも12社が倒産。バックミラー、自動車用ゴム製品加工、カーエアコン部品企業など。
■今は小波、津波はこれから
自動車部品メーカーの連鎖倒産は、これからが本格化。危機到来から実際に倒産するのは四半期後。
『その月に、企業に入ってくる金と、出ていく金は同じではない。部品メーカーの売掛金受け取りは2〜3ヵ月後。』
3月の売掛金受け取りは、12月納入分。04月に入れば2009年1月納入分の売掛金回収だが、『前月と比較して金額にして半分位。そして、今後その状態が継続。これから本当の苦しみが始まる。』
一次下請け、二次下請けと連鎖。数量が激減しているので、損益分岐点をとっくに割っている。
4〜6月に1次2次下請の部品メーカーが経営危機に、7月以降大企業に部品調達難という経営を揺るがす危機が到来し、10月以降経営危機に?
■産業は、取引関係が複雑に絡み合い、ある会社の経営が行き詰まると、玉突き的に危機が連鎖する。
『部品素材メーカーは、“非自動車向け”にも開発し納入している。部品素材メーカーが倒れれば、非自動車産業も傾く。』
■《部品調達難》は経営を揺るがす問題。
部品の調達が出来なくなれば、工場操業を停止せざるを得なくなる事態に陥いるため、最悪、数100万ドルの損失につながる可能性が出てくる。
減産を進めれば、同様の部品素材メーカーの経営破綻が広がり、この部品調達環境もどんどん悪化するという、負の循環に入ってしまう。
急激な信用収縮が起き、長期の投資資金だけでなく、足元の運転資金さえ部品会社や販売店では枯渇しかねない。
『不況がおさまり、いざ気付いたら、部品を作る中小企業がいなくなっていたという事態になりかねない状況に陥っている。』