関連記事
巨額詐欺事件のマードフ被告、当局が財産没収へ
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-37020020090317 [ニューヨーク 16日 ロイター]
巨額詐欺事件で逮捕、起訴されていたバーナード・マードフ被告(70)が罪を認めたのを受けて、
米当局は同被告とその妻が所有する100億円以上に相当する資産を没収する意向を示している。
裁判所の文書で16日、明らかになった。マードフ被告は総額約20億円の価値がある住宅を
ニューヨーク州マンハッタンやロングアイランド、フロリダ州パームビーチ、フランスの
カプダンティーブに所有。銀行口座にある1700万ドルに加えて、証券会社にも少なくとも
4500万ドルあることが分かった。
ナスダック元会長のマードフ被告は12日、マンハッタン連邦地裁で650億ドル規模の
投資詐欺で有罪を認めた後、収監された。11の罪に対する量刑は6月16日に
言い渡される予定で、生涯を刑務所で過ごす可能性がある。
当局は、没収の意向を示す通知の中で、総額1000万ドル以上の価値がある
ボート3艇のほか、車4台、銀食器(価値は6万5000ドル)、
スタインウェイ・ピアノ(同3万9000ドル)なども対象に挙げている。
マードフ被告の弁護士による3月初旬の裁判所への申請は、6900万ドルの不動産と
妻ルースさんが所有する口座は詐欺には無関係だとしている。
ルースさんの弁護士は当局の通知に対してコメントを控えた。
マードフ被告の弁護士のコメントも得られていない。