【雇用】1月の求人倍率0.67倍に悪化、失業率は4.1%[09/02/27]

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62依頼@台風0号φ ★
依頼がありましたが、こちらのスレに関連記事として貼ります。

【1月の求人倍率0.69倍/静岡】

 静岡労働局は27日、県内の1月の有効求人倍率(季節調整値)が前月比0・14ポイント減の0・69倍に
なったと発表した。99年9月以来の低水準で、この状況が続けば、求職者が増える4月には過去最低の
0・66倍(99年7月)を割り込む見通し。3月末までに職を失う非正規労働者数も全国3番目に多く、県内の
雇用情勢が急激に悪化している状況が明らかになった。

 ◆求職者数6万2700人に

 新規求職申込件数は前月比66・3%増の2万2153件で、1月としては初めて2万件を超えた。有効求職者数
も16・1%増の6万2777人と大幅に増えた。一方、求人数の減少傾向は止まらず、有効求人数は6・5%減の
4万5338人、新規求人数も3・3%減の1万6968人となった。

 産業別の新規求人数を前年1月と比べると、製造業は61・6%の大幅減で、特に自動車など輸送機械関連は
82・4%減った。運輸業(45・4%減)や卸・小売業(22・8%)などほとんどの産業で減少。これに対し、医療・
福祉(5・4%増)や飲食店・宿泊業(23・4%増)などの人手不足は相変わらずで、雇用のミスマッチは解消
されていない。

 嘉茂精一・労働市場情報官は「製造業から介護現場など、違う分野に移るには職業訓練などクッションが必要」
と話す。

 有効求人倍率を地域別にみると、東部0・76倍、中部0・73倍、西部0・69倍。静岡(0・97倍)や三島
(0・86倍)など都市部で比較的高い一方、外国人労働者の多い掛川(0・60倍)、磐田(0・47倍)の低さが
目立った。

 また、昨年10月から今年3月末までに県内で雇い止めや派遣切りなどで職を失う非正規労働者は7181人に
上り、愛知、長野に次いで全国3番目の多さとなった。すべて製造業で、同局は「自動車関連を中心とした生産
調整の結果」と分析している。

 県内で内定を取り消された新卒学生は12社149人で、東京、愛知に次いでこちらも全国3番目。大学生など
125人、専門学校生19人、高校生5人で、ほとんどの社が「業績悪化」を理由とした。12社中6社は製造業という。

 ◆人あふれ、ハローワーク受付「1時間待ち」

 スズキやヤマハ発動機など大手企業不振の直撃を受けている浜松市。

 中区浅田町のハローワーク浜松は27日も求職者でごった返し、受付は「1時間待ち」だった。

 同市西区で妻と2人暮らしの男性(56)は、5年間勤めた二輪車下請け工場から3月中旬での解雇を通告
された。工場には20人の従業員がいたが、昨秋から次々に減らされて今では5人となった。

 男性は「職種のぜいたくは言ってられない。とにかく次の仕事をみつけたい」。そう話す一方で、「いくら需要が
あると言っても、介護の仕事はこの年齢ではきつい」ともらした。

 昨年9月まで事務の仕事をしていた同市中区の女性(59)は4回目の来所。「若い人も仕事がないのに私の
年齢では難しいですね」と肩を落としていた。

▽ソース:asohi.com (2009/02/28)
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000000903020003