北陸の製造業で海外拠点の開設や移転計画の見直しが広がっている。
津田駒工業はインドで繊維機械の保守管理などを担う現地子会社の設立手続きを中断。
コマツなどに建設機械用接合部品を供給する日本エー・エム・シー(日本AMC、福井市)もタイの工場移転を延期している。
ともに製品需要が急減する中、不要不急の投資を控えた格好だ。
津田駒工業は昨年末までに、インドのムンバイで繊維機械の据え付けや保守管理などを手掛ける子会社を開設、同国のほかの都市にも拠点を置く計画だった。
だが、金融危機の影響で先進国の消費が落ち込み、インドの繊維産業も低迷。設立時期は繊維機械の需要回復を待ってからとする。
日本AMCはタイ・バンコクの工場を製造能力増強のため昨年11月に移転する予定だったが、
当面延期することにした。建機の在庫調整を急ぐコマツが大幅減産に動いているのに伴う措置。
ソース(nikkei北陸)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090217c6b1702s17.html