九州経済産業局が12日発表した、2008年の九州地区の鉱工業生産指数
(速報、2005年=100)は、前年比で2.3%減の107.5と3年ぶりに前年を下回った。
米国の金融危機に端を発した世界的な景気後退で、半導体や自動車など九州
経済をけん引してきた主力産業が10月から生産を急速に縮小したことが影響した。
全17業種中、12業種で07年より生産指数が低下。電子部品・デバイスでは
プラズマテレビ用機器の生産減などで前年比5.3%減と 3年ぶりマイナス。デジタル
カメラなどの情報通信機器は同11.9%減と2年連続の前年割れ。半導体製造装置
などの一般機械も、半導体市況悪化や設備投資の落ち込みを受けて同8.2%減と
2年連続の前年割れとなった。
IC生産は金額ベースで同7.5%減と3年ぶりの前年割れ。数量ベースでは同2.7%増で、
価格競争激化で経営環境の悪化が見られる。
自動車など輸送機械の生産指数は同3.9%増。昨年夏にダイハツ九州(大分県中津市)が
福岡県久留米市でエンジン工場を稼働させたことなどが影響した。
▽ソース:NIKKEI NET (2009/02/14)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090212c6c1202712.html ▽関連スレ
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