東北経済産業局が9日発表した東北6県の2008年12月の鉱工業生産指数
(速報、季節調整済み、2005年=100)は、同年11月より13.2%低下して82.9となった。
低下は3カ月連続で、下落率が2ケタを記録するのは34年7カ月ぶり。世界的な需要低迷
で出荷指数も急速に悪化し、企業の在庫率は跳ね上がった。
生産指数は、電子部品・デバイス工業が前の月より28.5%、情報通信機械工業が
同18.4%、輸送機械工業が18.3%それぞれ低下するなど、全18業種のうち17業種で悪化した。
金融危機に伴って消費マインドが冷え込み、家電製品や自動車などの売れ行きは
低迷している。08年12月の出荷指数は前の月より15.7%下がり84.6となり、比較可能な
数値では調査開始以来、最大の下落率となった。
▽ソース:NIKKEI NET (2009/02/10)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090209c3b0904309.html