かつて、このカレンダーに登場したことのある花田 美恵子さん(39)は「とても残念です」と語った。
現在、主婦の生活情報誌「Mart」の専属モデルである美恵子さんは、元横綱・若乃花と結婚する前は、
日本航空のキャビンアテンダントとして活躍していた。
その勤めていた日本航空が20年にわたり毎年発行していた、日本航空キャビンアテンダント・カレンダーが、
なくなることになった。
美恵子さんは「とても残念です。やっぱり辞めてからも、なんとなく気になって、このカレンダーは目に
することがあったので、残念に思います」と語った。
また、撮影については「その日(撮影日)が近づいてきたときに、初めてカレンダーの撮影とわかった。
(何の撮影かわからなかった?)何の仕事かわからなかった」と語った。
美恵子さんは「審査についてはわからない」というが、日本航空によると、自薦と他薦から、厳正な審査を
経て選ばれるのだという。
美恵子さんは、当時24歳の自分が登場しているカレンダーを見て、「1994年なので、ちょうど今から15年前
になりますが、時代を感じるというか、制服も懐かしいな」と語った。
美恵子さんはパソコンの前で、ほかのキャビンアテンダント2人とともに笑顔だった。
美恵子さんは、キャビンアテンダント時代を振り返り、「2年で辞めてしまったという、今から思えば、本当に
もったいない話。(機内)アナウンスをやったのも、1度か2度くらいしか」と語った。
この20年にわたり続けてきたカレンダーの販売が打ち切られる理由として、日本航空は、経費削減を挙げている。
このカレンダーを販売していた書店では「男性はファンの方、女性は元客室乗務員が多い。うちとしては、
やっていただきたい。残念でなりません」と語った。
カレンダーを撮影していたのは、篠山紀信さんら著名なカメラマン。
発行部数は、1993年におよそ10万部を最高に、徐々に減少し、2008年はおよそ5万部まで落ち込み、
打ち切りとなった。
2003 年版の撮影を担当した立木義浩さんは「キャビンアテンダントが高根の花の時代があった。毎年毎年、
フレッシュなお嬢さんたちが写っているところがミソだった。そこが面白かった。そういう装飾的なものが、今や
いらなくなっちゃっている、時代的に。だから、一時の花だったんですよ」と語った。
美恵子さんは「本当に華やかな職業でしたし、わたしも2年間ですが勤めていて、いい経験をさせていただいた。
そういうものを目にする機会が減るのは残念。ぜひ復活させることを望んでいます」と語った。
日本航空は「経営改善策の一環として、いったん発行を中止させていただきますが、今後、状況が好転した
際には、再度発行も検討していきたいと考えております」とコメントした。
▽ソース:FNNニュース (2009/02/04 17:48)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00148782.html