ANA<9202>は3日、NEC<6701>の協力の下、先進の自動認識技術であるUHF帯RFIDを
活用した航空機整備用ツールの出納管理を行うシステム「LEVET SYSTEM」を導入し、
羽田空港と成田空港で稼動を開始したと発表した。
同システムは、整備士が運航便で使用する全16種・約2,400個におよぶ無線器、フラッシュ
ライトなどの整備用ツール、マニュアル、車両キーおよび整備士のネームプレートにUHF帯
RFIDタグを取り付け、ゲート型RFIDリーダでタグを読み取ることによって、誰が何をいつ持ち
出し返却したかを自動的に記録できるというもの。これにより整備用ツール管理のさらなる
正確性の向上と、管理時間の短縮が実現したという。
ANAは、今後も積極的に先進のIT活用による業務プロセス改革を進めて航空機の安全運航に
努め、将来的には羽田、成田に加えて、他空港への同システムの展開も検討していく方針。
一方、NECは、同システムでのノウハウを活かして、航空業界を始め、国内外の幅広い分野で
顧客の業務改革に貢献するRFIDソリューションサービス事業への取り組みを加速していくとしている。
▽ソース:IBTimes (2009/02/03 17:25)
http://jp.ibtimes.com/article/biznews/090203/28396.html ▽全日空 プレスリリース
ANAがRFIDを活用した航空機整備用ツール管理システムを導入
http://www.ana.co.jp/pr/09-0103/09-ana-nec0203.html