坂村 健東京大学教授が会長を務める T-Engine フォーラム/ ユビキタス ID センターは2009年1月30日、
イトーヨーカ堂、横浜市場センター、横浜丸中青果、横浜ロジスティクスサービスなどと共同で、ユビキタス ID
技術による「アクティブタグを用いた通い容器ロケーション管理システム」の実証実験を開始する、と発表した。
実証期間は2月1日〜2月28日。
この実証実験は、農林水産省「平成20年度食品産業競争力強化対策事業食品流通効率化対策事業」の
一環として実施される。
従来提案されてきた“パッシブタグ”による物流システムでは、一括検品による検品作業や、管理作業の効率
向上が主眼とされていたが、一括検品の際にパッシブタグを100%検出できない、という問題が指摘されていた。
一方“アクティブタグ”は電池内蔵の RFID タグで、通信距離は数十メートル、再送処理なども可能で、確実に
検出できると期待されている。また、温度計測が可能で、食品の品質管理にも貢献できる、と期待されている。
実証実験では、通い容器に内蔵した ucode アクティブタグが、卸売市場や物流センターに設置された基地局と
定期的に通信、その先に接続されている情報システムが、通い容器のロケーション(位置情報)を正確に把握
する仕組みを実証する。
▽ソース:japan.internet.com (2009/01/30)
http://japan.internet.com/webtech/20090130/6.html