【半導体】半導体を覆う底なし不況、巨額赤字で動き出す業界大再編の行方（東洋経済）［09/01/30］

　半導体不況は底なしの様相を呈している。２００７年は供給過剰となったＤＲＡＭやフラッシュメモリの価格が
急落。続く０８年は北京五輪特需の剥落と金融危機で、デジタル家電向けが急減した。安定収益源だった
車載電装品向けも「ドタキャンが常態化」（半導体商社）。八方ふさがりの中、日本の半導体メーカーは相次ぎ
巨額赤字に陥っている。

　そして０９年に入っても見通しが立たない。「０１年のＩＴバブル崩壊時は需要量が底堅く、何年後に供給量の
過剰が解消するかを計算できた。だが今回は需要がどれほど減少するのか見当もつかない」（半導体製造
装置役員）と嘆く声が聞こえてくる。

◆展望を失った日本勢　事業売却や工場閉鎖も

　そもそも日本勢は調達した部品を組み立て加工するより、需要に即して複雑に品質を作り込む「すり合わせ型」
が得意とされる。しかし需要の先行きが見えにくくなると、途端に事業の展望が描けなくなる。このため半導体
産業では、事業や工場の売却・閉鎖が相次ぐ（下表参照）。

　たとえばＯＫＩ。「もともと半導体事業はＮＴＴ向けで開始し、ＤＲＡＭも電話交換機向け需要があったため
手掛けた。だが需要先の確保が大変になった」（篠塚勝正社長）と、０８年にロームへ事業を売却した。

　富士通も頭を悩ませる。「８０年代初頭に成長を牽引したのは半導体。社内外で汎用コンピュータ向けの
需要が旺盛だった」（富士通の野副州旦社長）。だが半導体事業は昨年３月に富士通マイクロエレクトロニクス
へ分離しており、「半導体事業が必要かどうかは内製化すべき半導体の量による」（野副社長）。他社への
事業売却や資本提携も示唆する。

　需要減退は工場閉鎖も招く。三洋電機はパナソニックとの資本提携を発表した場で、「半導体などの構造
改革は三洋電機として実施する」（三洋電機の佐野精一郎社長）とした。構造改革に着手し、海外工場などが
閉鎖される方針だ。

　各社に厳しい風が吹き付ける中、ひとり気を吐くのがパナソニック。大坪文雄社長は「自社の半導体技術で
消費電力量を削減し、商品力を向上できた」と胸を張る。その姿は需要の先行き不安に悩む企業とは対極的。
社内需要の威力を示す光景だ。

▽ソース：東洋経済　（2009/01/30）
http://www.toyokeizai.net/business/industrial/detail/AC/8a0531f0c135cb7939812c9d2802b3e5/
記事は>>2以降に続きます。

>>1の続きです。

◆東芝やエルピーダは“逆張り”戦略で勝負

　一方、需要下降局面で東芝は“逆張り”戦略に打って出た。

　０８年５月、韓国サムスン電子は米国サンディスクへ買収提案を行った。交渉が長引く中、１０月に東芝は
ＮＡＮＤ型フラッシュメモリを製造する四日市工場の装置の持ち分の一部を、パートナーのサンディスクから
買い取ることで合意（取引総額１０億ドル）。これが奏功してサムスンの買収を阻止したかに見えたが「独占
禁止政策の問題でサムスンの買収は成立しないとわかっていた」（東芝の西田厚聰社長）。サンディスクから
持ち分を買うのは、あくまでも支援が目的と強調する。

　そして今度は、富士通のハードディスク駆動装置（ＨＤＤ）事業買収に向け交渉中だ。米国ウエスタンデジタル
も昨年、富士通のＨＤＤ事業の買収を検討したが決裂、現在はサンディスクのソリッド・ステート・ドライブ（ＳＳＤ）
事業買収に目を向ける。ＮＡＮＤ型フラッシュメモリの応用製品と期待されるＳＳＤは、東芝にとっても戦略分野
である。富士通のＨＤＤ事業も買収することで、サーバー向けとパソコン向けの記憶装置で、ＨＤＤとＳＳＤの
両面作戦を描く。

　日立製作所も深謀遠慮をめぐらせる。１月１４日に日立国際電気と日立工機の子会社化を公表したが、
主目的は「半導体の要素技術を囲い込むグループ再編の一環」（日立）。ただし、日立と三菱電機の合弁会社で
デジタル家電向け半導体を扱うルネサステクノロジは対象外。０９年３月期は２０００億円程度の最終赤字が
見込まれており、連結子会社化は負担が重過ぎると判断した。

　そして日の丸ＤＲＡＭを掲げるエルピーダメモリも動き出した。昨年１１月、台湾の力晶半導体と合弁の
瑞晶電子の株式を買い増して子会社化すると公表。さらに合弁相手の力晶半導体とも「相互に株式を持ち合い
一体化も」（エルピーダの坂本幸雄社長）という。

　力晶半導体の黄崇仁会長は「半導体産業は政府支援を最小限としてきたが、金融危機で苦しい今こそ
政策の出番」と語る。台湾政府が支援へ動けば、瑞晶電子や力晶半導体と緊密化するエルピーダも恩恵を
享受する。苦しい状況下、エルピーダの“逆張り”は、台湾政府からの間接的支援を引き出す策となる。

　生き残りをかけた各社の逆張り戦略の、真価が問われる。

−以上です−

逆に考えるんだ

みんな　はさーん　と自棄になればいいだけのことよ(*‘ω‘ *)

日本じゃ半導体事業は成り立たない

日本はもの作りはできるけど
ものが必要とされる仕事を作り出すことができないから

つーかね。不況前から過剰供給でどこも完全なダンピング競争だったよ。
そんな不健全な市場が潰れるのは時間の問題だった。

自動車メーカーが三洋電機買収したほうが良かった気がする

日本は部品産業やり杉。

最終製品でブランドを獲得しない限り、所詮下請け産業で高収益は享受出来ない。

美しき日の丸を揚々と天空に掲げる、誇り高き日本のサムライ・エルピーダよ！
今度こそ、我が国の苦難と苦闘で築き上げた、
努力の結晶である９０年代の栄光を、
ムザムザと盗人のように奪っていった貧民集サムスンの首を容赦なく討って、
再び我が大日本の国旗を、世界へと知らしめ賜わんことを！

不況のタイミングでヤマハ買ったり沖買ったりしてきた
ハイエナが生き残るって訳か。

>日立製作所も深謀遠慮をめぐらせる。

右往左往してるだけだろ、この万年負け組み企業が！
７０００億の赤字どうするんじゃ

東洋経済のいう事ですから

>>11
そりゃそうでも書いとかないと広告の出稿が

パナソも２８００億の赤字では？(違うならごめん)


国内も国外もどっちもダメかぁ････


失業者どうこうは序の口になるな。
(まだ１０ヶ月もあるのに・・・・・・)

富士通マイクロエレクトロニクス社員の俺が来ましたよ。

半導体業界って定期的に大不況になってるね

電化製品って朝飯なに食べよう　　(^ｐ＾）　　と言う間に陳腐化して
ｷｬッチュアップされて値崩れして安くなるよね

何か学習しろよ

>>1
たしかにメモリも激安でこれじゃ会社も大変だな。
でも、おかげで我が家の数台のPCはメモリ満タンゲップ状態ｗ。
もちろんエルピーダ指名買いだよ。
エルピーダ・東芝・HGSTがんばれ。

円高で海外企業を買収して潰せよ

多大な金と膨大なマンパワーを投入しながら
結局、半導体産業なんてバクチでしかない。

エルピータは、この四月から新開発した高性能ＤＲＡＭの量産を開始するが、
将来、世界のメモリ企業で生きのこるのはエルピータのみになる可能性もある。

この安さでも利益を上げるのだ。

半導体は永遠の産業。

>>21
将来はメモリー専業メーカーはなくなる。

東洋経済のソース多すぎね？依頼スレで
社員か？

いっそ、大手半導体を全部がっちゃんこして、

　　マイコン

　　SoC+MSIG

　　ディスクリート+パワーMOS+光素子

の３つに分割すれば良いんぢゃん。デジタル家電なんて、半導体メーカをいじめて
作らせた特注品のASSPなしでは成り立たないんだし。国内で、一社独占に
すれば、海外勢は汎用ASSP以外手を出さないから価格コントロールできるし、
ASSP事業だと言い張って独禁法にも抵触しないって事にすれば良いし。

その他は、それなりに収益性が見込めるところだから、大丈夫だろうし。マイコン
の場合は、コアIPの供給ビジネスももし可能ならすりゃエエしね。

生き残りを掛けた熾烈な競争｡この競争に勝ち残った企業だけが次の時代の
覇者になる厳しい世界｡再販制度に守られた新聞各社は､温室に守られ政府の
手先と化した読売新聞､自民党政権の広告塔のｻﾝｹｲ新聞は､民衆の敵と化した
2社の末路は悲惨と予想｡

半導体は今後はレアメタル争奪戦に移行する。
シリコンを大量に保有していた所が勝つ。
でかい工場より柔軟なシリコンコンビナートだ。

>>27
シリコンはレアメタルじゃないよ。

日本には電機メーカが多すぎる
今回の不景気で三社か四社に集約されるだろう

>>24
俺も思ったｗ
ダイヤモンド派頑張れよってねｗ

>>26
現実を見たら如何ですか？

朝日新聞は創立以来初の赤字に転落。部数減少に歯止めがかからない。
必死になって方向転換しているが、どうやることやら。
ちなみに朝日新聞は「ちょうにち新聞」と呼ばれている。
普通の一般人は、朝日新聞をどのように捉えているでしょうね♪

毎日新聞に至っては、言葉を失ってしまう。
おし紙が多くて実際の部数が300万部切りそうな勢い。
もう全国紙と言えない。
英字新聞での「変態報道」で女性を敵にまわした結果今後どのように
響いてくるのか？様々部分で期待ありすぎて・・・・

部品会社を買い取って川上から川下まで一貫してやればおｋでないの？

最終製品が糞だからな。いっそ企画をギャル社長にでもまかせてみたら？

　

結局は在庫調整だから、近いうちに底打つと思うけどなぁ
少なくとも売り上げ半減みたいなのはそう長く続かないかと

>>31
おし紙と言えばY新聞に勝るところはないぞ。

半導体事業の中でもシステムLSIが特に悪いらしいけど、
理由はなんですか？？
やはり家電製品の販売不振ですかね。。。。

ただのシリコンサイクルだ。
少し待てば不景気は去るさ。

>>38
10年くらいね

日本は沢山倒産 するよ

>>37
車載と家電だね。

熾烈な競争に勝ち抜くのは難しい。日本企業にとって試練の時だ。

円高で収益が落ちてるように見えるだけだよｗ

日本も100円で計算しないとなｗｗ

まあ今の赤字は今期の分の円高なだけだが。
来期は本格的大不況が来るな。
周辺業者もみんないっぱい潰れるぞ。

>>43
システムLSIは、トヨタ自動車みたいに為替差損で、
営業赤字とかじゃない気がするんだけど。。。

>>44
今の状況は、バブル景気から普通に戻った感じ。。。
本格的な大不況は、今期大量に金貸した銀行が、
大手企業に対して貸し渋りや貸しはがしを本格化させてからだと思う。
一部分譲マンションや建設はちょっと早めに動いたって感じだけど。

つーか日立が日の丸大連合を打ち出したとき、
富士通は「なにをしたいのかわからない」といい、
東芝も「メリットはない」などといってのがこのザマだからなー。

>>47
水平分業など知らない　お山の大将的な日本の経営者の脳みそだよ

みんな共倒れ。ﾜﾛｽ

関東人はバカだから国を任せられない
日本を良くするには首都移転しかないよな

>>29
2強でいいんじゃね？
これから勝っていくには3社以上でも多い気が。

Intelとamdみたいに2強だけでも十分競争すると思う。
でも、日本は談合、闇カルテルか…。


でも、電機業界は再編確実というけど、大手電機以前に中堅どころも
全然まとまらないね。

東芝NECのIBM陣営とルネサス松下のIMEC陣営の2つに再編だな
富士通はどうすんだろ

俺たちはどうなるんだ。誰か教えてくれ

てか水平型と垂直型は垂直型が勝利したってまじ？！

>>54
してないから

>>55
そうなの。。。
ロームの決算短信には垂直型〜ってあったけど。。。

>>56
ロームは特殊な商品を作ってるからだよ
汎用品なら負ける

もう半導体は中国、韓国、台湾に任せようぜ。
最近は早稲田、慶応レベルの理系の卒業生すら低学力だからもう中国には勝てないよ。

現在の早慶の学力＝20年前の地方駅弁

>>58
大学は入るときに勉強するだけで卒業するのは簡単だから　バカが増える

自分のことは棚に上げて

明らかな叩き合いですりつぶれるのが分かりきっている事業を続けながら
待ってましたとばかりに不況を口実に赤字計上。

これってもうビジネスモデルだよね。別にこれまで受け取った役員報酬を
返せといわれるでもないし、つぶれる前に逃げれば勝ち。
大企業なら国からただ同然の金利で借りれる。下手すりゃただでもらえる。

対策なんて打つ必要ないんじゃないの？　予定通りな気がする、別に東芝も富士通も
誰も損して無いだろ。帳簿上の赤字なんて誰が返す責任があるわけでもない。
1000億会社にひっかぶせて、分けちまえばもう誰もまじめに働く必要なんて無い。
事業なんてそれを直接やったら流石にまずいんで迂回するための口実な気がするよ。

半導体は常に設備をフル稼働してないと利益でないからな・・・。
稼動が1/3以下になるような大減産だと、
設備の減価償却や設備稼動コスト、人件費が全くペイできなくて、
超絶赤字を生み出す。。。
この状況が続けば、国内半導体メーカーは間違いなく債務超過で倒産すんぞ。

NECが携帯などに使うLSIを低コストで生産って、
決算短信見てたら、携帯用は収益になりやすい気がするんだけど・・・。
これって完全に潰し合いきてんね。。。。