マレーシアのクアラルンプールを拠点とする格安航空会社エアアジアが計画していた専用空港の
建設をめぐり、マレーシア政府は建設承認を取り消し、代わりに現在のクアラルンプール空港に
エアアジア用の新ターミナルを増設することででエアアジアと合意した。
地元紙ニュー・ストレーツ・タイムズなどによると、ナジブ副首相兼蔵相が30日、エアアジアの
フェルナンデスCEOと会談し、空港使用料などエアアジア側の要望を受け入れる意向を表明。
フェルナンデス氏も合意したという。
同空港建設をめぐっては、すでにあるマレーシア空港の格安航空専用ターミナルでは手狭だとして、
エアアジアが近くに専用空港を建設すると発表したが、現在の空港を運営する国営企業やマレーシア
航空に加え、マハティール前首相らも資源などの無駄遣いになるとして建設に反対していた。
マレーシア政府はいったんは建設を認めたが、こうした批判を受け、ナジブ氏が調停に乗り出した。
▽ソース:MSN産経ニュース (2009/01/31 20:34)
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/090131/asi0901312035001-n1.htm