四国電力がまとめた昨年12月の四国の販売電力量によると、産業用の大口電力で最大需要家の
紙・パルプが1億4200万キロワット時と前年同月比 20.8%の大幅減となった。需要減に伴う生産調整が
響いた。落ち込み幅が20%を超えるのは1994年3月(20.3%減)以来、約15年ぶり。
化学が10.7%減の1億2600万キロワット時、鉄鋼が11.0%減の7600万キロワット時、機械が13.2%減の
1億2300万キロワット時と大口は軒並み落ち込んだ。
全体の販売電力量は2.0%減の23億3500万キロワット時と4カ月連続の前年割れ。平年より気温が低めに
推移したため、暖房需要が伸び家庭用など電灯が3.1%増の8億500万キロワット時、オフィスや大型商店など
業務用電力が1.6%増の5億1900万キロワット時だった。
大口電力を含む産業用電力は8.4%減の8億6500万キロワット時。紙・パルプの減少が大きい。
供給実績は、原子力が横ばいの15億3400万キロワット時。水力は渇水があった前年の反動で78.2%増、
火力は需要減で22.4%減だった。
▽ソース:NIKKEI NET (2009/01/28)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090127c6b2703427.html