東京税関がまとめた2008年の成田空港貿易概況(速報)によると、輸出は前年に比べ13.0%減の
11兆2119億円で、米同時テロがあった2001 年の14.8%減に次ぐ過去2番目の減少率を記録した。
輸入は同9.2%減の11兆3456億円で6年ぶりに減少した。世界的な景気後退と主要品目のICの
単価下落が響いた。
輸出が減少した主な品目をみると、半導体等製造装置が43.2%、ICが21.7%、電算機類(周辺機器
含む)が32.5%それぞれ減少した。一方、輸入はICが14.1%、科学光学機器が12.1%、半導体等製造
装置が43.4%それぞれ減少した。
地域別でも、主要国・地域で輸出入額ともに減少した。輸出は米国向けが5年ぶりに、欧州連合(EU)
は3年ぶり、アジアは7年ぶりに減少。輸入もいずれの国・地域からも2.5―15.9%減少した。
東京税関がまとめた08年12月の成田空港貿易概況(速報)によると、輸出額は前年同月に比べ48.6%減
の5696億円だった。単月ベースでは、現在と同じ条件で統計を取り始めた1980年以降で最大の減少率となった。
▽ソース:NIKKEI NET (2009/01/27)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090126c3b2605626.html