【水産/静岡】カツオ節偽装 県内2社、「マルトモに頼まれて」[09/01/23]

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1やるっきゃ騎士φ ★
ソースは
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000000901230004

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愛媛県のカツオ削り節大手業者のマルトモが鹿児島県の「枕崎産」としたカツオ節の一部に、
静岡県の焼津産が含まれていたことが22日、明らかになった。
同社に出荷していたマルテ小林商店(焼津市)と鶴屋水産(御前崎市)は事実関係を認めた上で、
「頼まれたのでやむを得なくやった」などと説明した。県は近く、マルテ小林商店と鶴屋水産に
改善を指示する方針。

焼津市の駿河湾近くにあるマルテ小林商店。小林正典専務によると、同社は、マルトモが仕入れる
カツオ節の多くを出荷している大手下請けだ。

08年10月上旬、枕崎産のカツオ節の原料確保が困難になっていたマルトモから「枕崎産を
集めてほしい」と依頼された。マルテ小林商店は、段ボールに焼津産とは表示しないまま、
計24トンのカツオ節を2回に分けて出荷したという。

マルテ小林商店は当初は断り続けていたが、何度も頼まれたため応じたという。「30年ほどの
付き合いがあり、関係を崩すわけにはいかなかった。やむを得なかった」と話す。

マルトモからは、その後も24トンを同様に出荷するよう求められたが、「近隣でいろんな
うわさがたっている」などと理由をつけて拒否した。マルトモからは「枕崎産のカツオ節は
手配できたからもういい」と言われたという。

小林専務は「依頼に応じたうちの会社が悪かった。消費者や関係者に誤解を招くことをして
申し訳ない」と謝罪した。

一方の鶴屋水産。同社の澤入宏之社長(61)は「間違いありません」として、これまで3回に
分けて計約5トンの焼津産のカツオ節を「枕崎産」としてマルトモに出荷していたとされることを
認めた。

澤入社長は病気療養中として社内では顔を見せず、電話取材に応じた。「枕崎産」としたのは
マルトモからの依頼を受けたためといい、「焼津産も枕崎産も同じ国産のカツオだから、偽装には
あたらないと思った」と話した。その上で、
「少し甘い考えだった。産地偽装にあたるかもしれない」と釈明した。

-続きます-
2やるっきゃ騎士φ ★:2009/01/23(金) 12:42:49 ID:???
-続きです-
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◆「焼津産、下みたい」イメージ低下関係者懸念
鹿児島県の枕崎、山川と並ぶ、国内のカツオ節3大産地の一つである焼津。その生産者など
約90社が加盟している焼津鰹節(かつおぶし)水産加工業協同組合(久野匠一組合長)の
関係者は「なぜ枕崎産として出荷したのか。大手の下請けをやっているから、そういうことを
してしまったのか」と首をかしげる。

同組合によると、原材料を海外からも輸入してカツオ節生産している鹿児島の両産地に対し、
焼津では「質」も重視しようと、原魚も地元で水揚げしたものを中心に使っているという。

同組合では約40社がカツオ節にかかわっている。うち原魚をさばいて(生切り)、まきでいぶす
(焙乾(ばいかん))までの「荒節」を生産する業者が約20社、生切りから削り節まで一貫加工
しているのが5社ほど。中間製品の「荒節」からカビ付けをして「枯れ節」に仕上げ、
削り節にする業者が約10社と、業態は分かれている。

最近では国内の産地間競争のほか、フィリピンやインドネシア、中国、台湾などからの
輸入カツオ節も増えている中で、同組合は地域ブランドの確立を目指して「焼津鰹節」という
商標を06年に登録。独自にシールを作り、(1)製品の色、味、香りが良好なもの
(2)生産履歴が明確で、原料から製品まで一貫した衛生管理・品質管理に基づいて製造
されたもの――を特に認定するなど、品質の向上とブランド化を目指してきた。

その最中での、「焼津産」カツオ節が関連する産地偽装だっただけに、同組合の大石勲常務理事は
「各社のコンプライアンスの問題だが、これでは焼津ブランドのイメージダウンだし、まるで
焼津の方が枕崎より品質が下になるみたいだ」と残念がった。

-以上です-
関連スレは
【食品】カツオ節で表示偽装、ヤマキとマルトモに改善指示へ[09/01/22]
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1232604309/l50