映画の公開は、基本的に土曜日が初日だ。だが最近、大手洋画配給会社の注目作を中心に、
金曜封切りが目立っている。どうしてなのだろうか。
30日から公開される「マンマ・ミーア!」のほか、「チェンジリング」(2月20日から)、
「DRAGONBALL EVOLUTION」(3月13日から)、「ワルキューレ」(同20日から)など話題作の
金曜公開が続く。大ヒットした「ダヴィンチ・コード」関連作の「天使と悪魔」(5月15日から)や、
人気シリーズ第6作「ハリー・ポッターと謎のプリンス」(7月17日から)も世界同時の金曜公開が
決まっている。
米国などでは金曜初日が一般的。だが、日本の場合、米大手映画会社の日本支社が
1990年から91年にかけて試みたものの、当時は定着しなかった。
なぜ再び金曜公開なのか。2007年4月公開の「ロッキー・ザ・ファイナル」で再開させた
20世紀フォックスは「週休2日制が根付いて、金曜夜はゆったり過ごす人が増えてきた。
そんな社会環境の変化への対応」とする。
劇場側からも「金曜夜は映画、という生活リズムを確立したい」(TOHOシネマズ番組編成部)
という機運が出てきた。映画館は、土日と「レディースデー」などの割引実施日に観客が集中
している。これに加え、金曜日に“目玉”となる作品を用意し、平日の集客アップに
つなげたい狙いだ。
洋画離れへの危機感も影響している。昨年は、海外でヒットした話題作も日本では興行成績が
伸び悩んだ。積極的に金曜初日に取り組む東宝東和は「ここ数年、洋画を取り巻く状況は厳しい。
何らかのアクションをとりたい気持ちもある」とする。
観客にとってはどうか。9日から公開された「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」で行われた
金曜初日のアンケートでは、「便利」「増えたほうがいい」と好意的に受け止める回答が8割を占めた。
「仕事や学校帰りに行ける」「週末の混雑を避けられる」などが理由として挙げられた。
ただ、金曜封切りとなると、映画初日の“主戦場”は夜の上映になる。ファミリー向け作品
などには適さないとみられ、各映画会社とも「作品ごとに判断したい」という声が根強い。
また、邦画の初日は相変わらず土曜中心。上映予定館で土曜封切りの作品が前後に控えている
場合は、その公開サイクルに合わせなくてはいけない場合もある。今後も公開曜日の混在は
続きそうだ。(恩田泰子)
▽News Source YOMIURI ONLINE(2009年1月21日07時26分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20090120-OYT1T01094.htm >>3 繁華街の映画館よりも郊外のシネコンに行く方が空いているよ。
昔は繁華街の映画館に行っていたけど、地元のシネコンの方がシートが新しくてきれいだし
空いているし、ジュースとかもうまいからシネコンに切り替えた。
あと、レイトショー狙い。
安い上に客がほとんどいないから良い場所に座れる。