年が明け、主要企業の合理化計画が本格化し、人員削減が相次いで発表された。トラックメーカーで世界2位の
ボルボは13日、スウェーデン国内で1620人を追加削減する計画を明らかにした。
広報担当のステファン・カールソン氏はトラック部門の1020人とパワートレイン部門の600人に解雇を通知したと
述べた。
昨年、9月と11月に計2300人の削減を発表しており、今回の分を含めた4カ月間の人員削減規模は世界全体の
従業員の約4%となる。
カールソン氏は「回復の兆しは見当たらない。受注の衰えや顧客の発注延期に対応し、当社は生産調整を余儀なく
されている」と説明した。
英銀4位のバークレイズも投資銀行、資産運用、プライベートバンキング(富裕層向け資産運用)で合計約2100人
を削減する計画を明らかにした。
広報担当のサイモン・イートン氏は「現在の市場の状況を考慮し、適切な規模にするための措置だ」と語った。
オランダの金融サービス最大手INGグループは米国で750人を削減する。
世界最大の製薬会社、米ファイザーはがんや脳疾患、糖尿病の治療薬開発に集中するため、研究開発部門の8%
に相当する800人の研究者を解雇する。
香港紙、香港経済日報は米メリルリンチが香港の従業員を最大30%削減する計画だと報じた。
http://www.business-i.jp/news/bb-page/news/200901150077a.nwc 依頼625