1月8日(ブルームバーグ):クレディ・スイス・グループによると、
ブラジル国営石油会社ペトロブラスは今年、
債務支払いに充てるために85億ドル(約7800億円)以上の追加調達が必要になる可能性がある。
クレディ・スイスのアナリスト、エメルソン・ライト、ビシニウス・カニュ氏は顧客向け文書で、
「原油価格の下落と積極的な投資計画で、ペトロブラスが 2008年よりも高い借り換え需要に
迫られることは避けられない」と指摘した。
ペトロブラスのアウミール・バルバッサ最高財務責任者(CFO)は7日、
クレディ・スイスのアナリストらとの会議で、同社の手元資金について
「市況が正常ならば十分」と述べたという。
ライト、カニュ両氏は「CFOとの話し合いの結果、資金調達コストは
08年の一番いい時期に比べ100−120ベーシスポイント高くなりそうだ。
これは現在の信用市場の状況を考えると、小幅な上昇」との見解を示した。1ベーシスポイントは0.01%。
クレディ・スイスによると、ペトロブラスの今後5年間の設備投資計画は
500億―600億レアル(約2兆―2兆3800億円)。クレディ・スイスはペトロブラスの格付けを「ニュートラル」のままとした。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003003&sid=aNd4i0qUdZ2w&refer=jp_stocks