ソースは
http://japan.zdnet.com/sp/feature/07tenthings/story/0,3800082984,20386009,00.htm http://japan.zdnet.com/sp/feature/07tenthings/story/0,3800082984,20386009-2,00.htm [1/2]
米調査会社Gartnerが、2009年の企業戦略に大きな影響を与えそうなテクノロジのトップ10を
発表した。このトップ10には仮想化やクラウドコンピューティング、ソーシャルネット
ワーキングもランクインしている。
Gartnerのアナリストらは、今後3年間の企業戦略に多大な影響を与える可能性がこれらの注目すべき
テクノロジすべてに秘められていると確信している。同社のバイスプレジデントであり、著名な
アナリストであるDavid Cearley氏によると、企業はこういったテクノロジの台頭を「チャンス」として
捉え、自社のサービスや製品に付加価値をもたらすための足がかりとして評価するべきだという。
注目すべきテクノロジのトップ10は以下の通りである。
#1:仮想化
仮想化はサーバに限らず、ストレージやクライアント機器にも適用できる。Gartnerによると、
仮想化は例えば、実際のストレージ機器に保存される重複データを排除することにより、情報を
保存しておくコストを大幅に削減できるという。
#2:クラウドコンピューティング
Cearley氏によると、クラウドコンピューティングの持つ柔軟性とスケーラビリティにより、
参入時の障壁を高くすることなく、著しい成長を実現することができるという。このことは、
小規模企業にとって特に大きなメリットになるという。またGartnerは、IT機能の中には
カスタマイズの必要性が低下しているものもあるという点に目を向けると、大企業もクラウド
コンピューティングのメリットを享受できると主張している。
#3:(ブレードサーバの次に来る)サーバ
Cearley氏によると、サーバが進化することで、キャパシティのプロビジョニング(容量の設計や
管理)が簡単に行えるようになるだろうという。このため、企業はメモリやプロセッサの能力
といったさまざまなリソースの使用状況を個別に追跡し、必要に応じて増強することができる
ようになるという。つまり、キャパシティのアップグレードが必要となるたびにすべてのリソースに
投資しなくても済むようになるわけだ。
#4:Web指向アーキテクチャ
Gartnerによると、Webを核とするテクノロジや標準はエンタープライズ向けコンピューティング
モデルに影響を与え続けるという--今後5年間で企業におけるサービス指向環境の利用は拡大する
というのである。
#5:エンタープライズマッシュアップ
Webの世界で特色あるさまざまなマッシュアップ(関連英文記事)が登場したことで、企業は
自社のシステムにおいてマッシュアップをアプリケーションの配備や管理に役立てる道を模索
するようになっている。このためCearley氏によると、アプリケーションアーキテクトや
ITリーダーはエンタープライズマッシュアップをもっと探求すべきであるという。
-続きます-