[ニューヨーク 6日 ロイター] 世界3位の石油化学会社であるオランダの
ライオンデルバセル・インダストリーズ[ACCEIN.UL]の米事業部門が6日、当地で
米連邦破産法11条の適用を申請した。
同社製品に対する需要が落ち込む中、巨額の債務負担が事業を圧迫した。
同社は1年前、オランダのバセルが米ライオンデルに127億ドルの
レバレッジド・バイアウト(LBO)を行って誕生したが、LBOに伴って
多額の債務を背負い込んだ。
LBOは、ロシア生まれの資産家であるレン・ブラバトニク氏率いる投資会社
アクセス・インダストリーズ(本拠地ニューヨーク)が主導した。
破産申請には米国の事業部門と欧州の金融持ち株会社が含まれている。
米国以外の業務は対象に含まれておらず、通常通りの業務を継続している。
ライオンデルバセルの製品は燃料、化学製品からプラスチック製品まで
多岐にわたっている。
米事業に関しては、運転資金を補うため、アクセス・インダストリーズからの
7億5000万ドルを含む80億ドルの事業再生融資(DIPファイナンス)を
既に獲得している。うち32億5000万ドルは新規融資。
ライオンデルバセルの債権者はベネズエラ国営石油会社PDVSA、
アルジェリア炭化水素公社(ソナトラック)など。
申請書類によれば、取引銀行は米メリルリンチ、ゴールドマン・サックス・グループ、
シティグループ、ABNアムロ、UBSセキュリティーズ。
ソースは
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR200901070057.html 依頼を受けてたてました。