【調査】1億円を稼ぐ男の結婚相手:「顔と化粧」に騙されない高所得者たち…富裕層では下方婚が成立しない [08/12/25]

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2明鏡止水φ ★

 次に多いのが短大・高専卒の女性です。「下方婚」、つまり男性は自分より下の学歴の女性と
結婚するという仮説がありますが、お金持ち妻の場合、学歴でいえば同程度かやや下方
ぐらいが成り立つという結果です。

 また学歴だけでなく、お金持ちの妻たちが育った経済階層にも特徴があります。

 妻の父親の学歴は非常に高く、大卒者が41.8%を占めている。父親の年齢(推定90歳)を
考えると、大卒の父親を持つということは、かなり高学歴な一家の出身ということです。


 ■夫より、妻の出身階層のほうが高い

 ある医師の妻は大妻女子大学卒ですが、世界保健機関に勤める父を持つ、グローバルな
医者の家系でした。一方、医師自身は1億円バッターですが、その父親は町医者でした。
このようにインタビュー調査でも、妻の出身階層のほうが高いという傾向がうかがえました。

 お金持ちの奥さんには「品がある」「話がおもしろい」「知的」といった印象を受けます。
夫は「仕事自慢」で終わってしまうことが多いのですが、妻は、リアルな台所事情まで
話してくれます。

 「節税のために、私は7つ会社を持っていて、その7つに資産を分散してるんですよ」
「あそこは地価が上がってきています」と、いくら話してもおもしろいし、勉強にもなる。
学歴だけでなく実際に知性とユーモアがある女性が多いのです。

 つまり「玉の輿」説は否定され、富裕層同士が同じ経済階層と結婚して、さらに資産を
増やしていくという結論が成り立つわけなんです。

 家柄のいいお嬢様がお金持ちと結婚して専業主婦になるというパターンと、もう一方で
目立つのは、40代ぐらいのキャリア妻です。

 東大卒女性のOB会で、「さつき会」というのがあるのですが、東大卒で経済的に成功している
男性は少なからず、結婚相手としてさつき会に属する女性に興味があるんです。

 また、年収1億円以上の弁護士が興味を持つのは、外資系金融などに勤めていて、知的で、
自分の知らない金融の世界について知ってる人。M&Aの案件などに妻からのアドバイスも
もらえていいと言うのです。

 医師についても、今回の調査では「医大・医大」カップルというのは、あまりいませんが、
今、20代、30代の女医さんが増えています。医師国家試験の合格者の3人に1人が女性。
今後は医師同士の結婚が増えていくと思います。

 家柄の点では、「あなたの育った家庭は裕福でしたか?」という設問に、夫婦ともに
「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と答えた人は半数以上。

 裕福な両親が教育投資をして、親と同じような学歴をつけて、それに見合った配偶者と
結婚していくという階層化が、日本にはかなり前からあったことが見てとれます。
私には予測どおりの結果でしたが、この話をすると女子学生がシュンとしてしまいます(笑)。

プレジデント 2007年7.2号


(長文のため抜粋、全文はリンク先参照)