【証券/米国】ウォール街巨額詐欺、当局見逃していた？−SEC職員が99年に情報［08/12/18］

　米ウォール街の大物、バーナード・マードフ容疑者による巨額詐欺事件について、米証券取引委員会（ＳＥＣ）
は、職員が１０年近く前から疑わしい取引内容の情報を得ていながら、捜査を進めていなかったことを明らかに
した。米当局の監視の不備もしくは不正によって、世界中の金融機関や個人資産家に被害が広がった可能性
も出てきた。

　ＳＥＣのクリストファー・コックス委員長は１６日に声明を出し、「少なくとも９９年から、不正行為について信頼
できる明確な情報がたびたびＳＥＣ職員にもたらされたが、委員会には報告されていなかった」と明かした。
委員長は「深刻な問題を抱えている」とも述べ、職員が何らかの形で不正に関与している可能性を示唆した。

　担当した職員から委員会への報告がなかったことで、ＳＥＣは強制調査に踏み込まず、マードフ容疑者の
投資ファンドからの一方的な情報をうのみにしていたと見られるという。ＳＥＣが９９年時点で不正を指摘
していれば被害は抑えられた可能性がある。

　ＳＥＣは連邦法とＳＥＣ内の規則に照らして、職員が倫理規定に違反するような関係をマードフ容疑者や
関係者、家族らと持っていなかったかどうか内部調査を進める。

　これまでの調べでは、マードフ容疑者は数セットの偽造帳簿と書類を準備し、それを投資家と監督機関に
見せることで投資活動を偽装。投資家から集めた資金をそのまま運用益として用い、１０％を超える高利
回りを実現しているように見せかけていた。総額５００億ドル（約４兆４千億円）を超す被害総額は、米国の
詐欺事件として過去最悪とみられている。

　米ナスダック会長など要職を歴任したマードフ容疑者はニューヨーク・ウォール街の証券業界の顔役とも
言える存在。その経歴を信用して投資した団体や個人が多かったことが被害を深刻にした。

　米メディアによると、映画監督スティーブン・スピルバーグ氏による慈善団体の資金もこのファンドに運用が
任されており、相当額の被害が見込まれている。取引をしていた金融機関は欧州や日本にも多く、被害は
世界的な広がりを見せている。

　米下院の金融サービス委員会は、年明けに招集される議会でＳＥＣや他の監視機関がなぜ不正を見逃した
のかについて調査を開始する。容疑者本人は１千万ドル（約８億８千万円）の保釈金を積んで保釈されているが、
監視装置の足首への装着と、夜間外出禁止が命じられている。

▽ソース：asahi.com　（2008/12/18　20：05）
http://www.asahi.com/international/update/1218/TKY200812180330.html
▽関連スレ
【米国/ファンド】米史上最大の「ねずみ講」発覚＝ナスダック元会長、４兆５０００億円詐欺[08/12/13]
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1229123086/l50
【証券/米国】詐欺容疑で逮捕されたマドフ氏の資金運用事業、SECの審査なかった ［08/12/15］
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1229304601/l50
など

米国おわったな
暴動がおきるぞ
まあ中国なんかは国自体が詐欺みたいなもんだけどな

この時期にどさくさに紛れて処理しちゃおう、ってこと？

タイミングとしては税金注入などへの監視責任をめぐる政府や当局への批判が
ヒートアップするだけで逆効果だと思うけどｗ

結局ぜんぶこの職員のミスの責任と言う事でＳＥＣは逃げ切るつもりか？
日本の某業界と同じだな。

金融工学なんてﾁｮｯﾄ回りくどくしただけで仕組みは同じだろ
儲けは俺のもの、損はあなたのもの

ファンドが結局、マルチやネズミ講と同じと言うことが
明らかになったようなもんだ。
ミンスの言うきれいなマルチとはファンドの事なんだ。

誰だよ、中国人やロシア人は信用経済運営出来ないから資本主義が発展しないとか叫んでた奴

資本主義の本家本元が信用裏切りまくってるじゃねーか

＞３

その感じだな。

ＳＥＣが調べてわかったとしても、金額の桁と表に出したときの反応考えてびびったと言うのが大筋。

くわえて「相手が名士」ということでの反応の大きさがオモテに出せなかった理由。

何しろ「イケイケどんどん」の時期と重なるんだよなぁ・・・


で、金融危機でその「いつもしていた配当」が出来なくなって御用。

そんな感じだ。
(この時期に逮捕したくなくても金額がなぁ・・・ゴタゴタついでだろうよ)

史上初のダウ1万ドル突破、ITバブル崩壊の被害を最小限に食いとめろ
ITバブル崩壊も何のその史上最高値のダウ1万4千ドル
とかでマネーゲームに狂喜乱舞してきた過去10年間。
その中で「不正があるんですけど」とか言ったって
「おまえは最新の金融工学も理解できないバカだろ」
と本人も理解できてない覚えたての金融用語を適当に羅列して
「だから不正じゃないんだよ、まあバカはだまっとけ」
てな感じで当時じゃ相手にもしなかっただろうに。

この問題はもっといろんな事が表に出てくる

ユダヤ人らしいからねえ。。
この金はどこに消えたんでせうか。

ベルギ○・○ギリスあたりに流れ込んでんだろうよ

>>12
　配当に回したからネズミ講なんだろ
自分でもってたらただの詐欺

これはネズミ講じゃなくて、タコ足配当だと思うが。

＞監視装置の足首への装着と、夜間外出禁止が命じられている。

どんな装置なんだろうか
ただの鎖じゃないと思うが

実業が衰退し虚業マネーゲームで食べて行こうとする国にとって必要不可欠なグローバリゼーション
これによって被害も世界規模になってしまった

国家的詐欺奨励
アンタッチャブル詐欺師

>>12
前提として、まず資金運用なんてする気はない、ってのがあって
その上で、運用利払い○%ってウソの餌に釣られてきた第一世代顧客をゲット。
資金運用なんてする気はないのだからお金は増えるわけないが、データ上だけで増えたとしておく。
このまま、なんの進展もなければこの時点で早くもマードフは自腹を切って死ぬだけだが、
世の中投資ブームだったから、第二世代顧客、第三世代顧客を立て続けにゲット。
で、第三世代顧客が信用して預けた資金が第一世代顧客の運用利払い分に化けて第一世代顧客に配当される。
で、第一世代顧客が満足げに「資産が増えたよ、ここは信頼できるね」とでも言っている「実績あり」という
パンフなり何なりの広告を打てば、後は入れ食い状態で第四世代顧客、第五世代顧客、以下略と資金を託すカモが末広がりで増え続ける。
第四世代顧客の預入れ資金が第二世代顧客に配当され、第五世代顧客の預入れ資金が第三世代顧客に配当され、
といった感じでスパイラル

そいで、
「何でこんなに運用成績が上げられるのですか？　その秘訣は？」とインタビューされようものなら「金融工学を駆使してですね（ry」
とでも吹いておけば、後は御馬鹿なジャーナリストどもが金融工学をナナメ上に神格化してくれるから
犯罪行為も経済を引張る時代の申し子と崇め奉られる。

新世代の顧客が集らなくなると、旧世代の顧客に配当できなくなるので、そこでようやくバレる。

米投資詐欺、止まらぬ被害拡大　ＳＥＣへの批判強まる
http://www.asahi.com/business/update/1227/TKY200812270239.html

年10%の配当がもらえてたなら初期に投資開始した人なら、
元本分は戻ってきてるんじゃない？
だからどうという訳じゃないけど。

法的整理に入れば初期の投資家の儲けも吐き出させられるみたいだよ。
被害者が平等に損を分け合う。
まあ使ってしまって取るに取れない被害者も多いだろうが。

日本の防衛費の２年分、か
コンゲームの本場は半端ねえな

【証券/米国】ウォール街巨額詐欺、当局見逃していた？−SEC職員が99年に情報
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1229619258/

>>15
運用してうまく利益が出ないから配当に回してたならともかく
運用すらしてなかったんだからタコ足ともいえないだろ

「地価はつくられている」（経済界）

ファンドはウソで塗り固められ、
それに不動産鑑定士が加担したということは間違いない。
抵当証券の再来というべき内容。

現在の金融庁の貸し渋りも、そのような膿を出し切るまで、
ファンドで膨れてきた新興企業を淘汰するまで、続けられる。

みんなファンドで騙された。