【パリ 16日 ロイター】 仏銀大手のBNPパリバ<BNPP.PA>は16日、1─11月の
投資銀行部門の業績が7億1000万ユーロ(9億7000万ドル)の赤字となったことを
明らかにした。また、700人の人員削減を行う可能性があると表明した。
BNPによると、同部門は金融市場の混乱や、詐欺の疑いで逮捕された米ナスダック・
ストック・マーケットのバーナード・マドフ元会長のファンドに関連した
エクスポージャーで打撃を受けた。
BNPは14日、同ファンドに関連した損失が3億5000万ユーロにのぼる可能性がある
と発表していた。
BNPは声明で「最近のきわめて厳しい市場環境を受け、法人投資銀行部門は2008年
1─11月の業績が赤字となった」と表明。
再編の一環として、同部門で5%の人員削減を行う可能性があるとした。BNPはこのほか、
市場リスクや債券在庫の削減も行う見通し。BNPパリバの投資銀行部門は世界で
1万4000人の従業員を抱える。
BNPは、グループ全体としては、1─11月の業績は「おおむね黒字だ」としたものの、
アナリストらは、投資銀行部門の損失を受けて、他行よりも安全な銀行としてのBNPの
イメージが影響を受けると指摘している。
ソースは
http://www.worldtimes.co.jp/news/bus/kiji/2008-12-17T090615Z_01_NOOTR_RTRMDNC_0_JAPAN-354810-1.html 依頼を受けてたてました。