今年8月に再開された室蘭港と韓国・釜山を結ぶ外航コンテナ定期航路。船舶代理店・
ナラサキスタックス室蘭支店によると、再開から3カ月を迎えた11月末現在で、
輸出入合計596TEU(20フィートコンテナ換算単位、実入りベース)を扱った。
特に11月は214TEUの輸出入に対応し、当初目標に達するなど、まずまずの
スタートをみせている。
室蘭港の外航コンテナ航路は、高麗海運(本社ソウル)が平成12年に運航を開始したが、
18年1月に直接寄港を休止。しかし、苫小牧港まで陸送される鋼材の輸出が相当数見込める
状況などから、今年8月に韓国・釜山間で航路が再開。現在は月2回、室蘭に入港している。
再開から3カ月を迎える11月末現在の輸入合計は、558TEU。8月78TEU、
9月143TEU、10月135TEUと、当初見込んだ月別の目標個数200TEUを
下回る。
しかし、鋼材の室蘭直接積み込みが定着しつつある情勢と、スケソウの積み荷も確保した
11月は、202TEUに。航路再開後の“最低ライン”とされる目標に達した。12月も
平均100TEUの取り扱いが見込まれる情勢という。
再開後は当面、輸出のみ対応する予定だったが、10―11月は、合金鉄類を積載した
コンテナ計26TEUを輸入。従来は不定期航路などで入った合金鉄について、
コンテナ航路で利用されるなど、取扱種類の広がりもみられる。
同コンテナ航路は、苫小牧経由で室蘭に入港する。苫小牧港のコンテナ取扱量減による
連鎖反応や、金融危機を受けた不透明感も懸念されるが、同支店では「室蘭市や船会社とも
協調しながら、輸出入の新規開拓を引き続き行いたい」。便数増や輸入対応にもつながる
取扱量の確保・拡大に力を注ぐ考えだ。
ソースは
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2008/12/14/20081214m_01.html 依頼を受けてたてました。