埼玉りそな産業協力財団(利根忠博理事長)は11日、埼玉県内実質経済成長率が2008年度、
09年度と2年連続でマイナスになるとの経済見通しを発表した。08年度はこれまでプラス1.7%
としていたのをマイナス0.6%に下方修正。09年度はマイナス0.5%とした。県内企業の設備投資
抑制と個人消費の停滞が主因で、実質成長率がマイナスになるのは1993年度以来、15年ぶり。
名目成長率は08年度がマイナス1.1%、09年度はプラス0.3%と予想した。
同財団では県内経済を「後退色を強めている。当面は厳しい景気情勢が続く」と分析。国内の
実質成長率は08年度がマイナス0.8%、09年度は同0.7%と見込んでおり、埼玉県の成長率は
これをわずかに上回る予測になっている。
県内実質成長率の15%程度を占める08年度の民間企業設備投資はマイナス4.1%と大幅減を
見込む。前回の1.1%成長から大きく引き下げた。
▽ソース:NIKKEI NET (2008/12/12)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20081211c3b1104711.html