安田産業汽船(長崎市)は、諫早市の久山港と長崎空港とを結ぶ旅客航路の新設準備を
進めている。港湾使用をめぐる関係機関との調整や国土交通省への航路開設の許認可申請
を経て、来年四月一日の供用開始を目指す。
同社は大村湾内で長崎空港とハウステンボス、時津などを結ぶ旅客定期便を運航。湾内での
航路網を充実して利便性を向上させることで、空港利用客の取り込みを狙う。
久山港は、諫早中核工業団地(同市)や来年から分譲が始まる諫早流通産業団地(同)に近く、
ビジネス客の利用が見込めるほか、諫早や東長崎地区、島原半島一円からの利用客の需要も
想定できるという。
現時点の計画では、現有する五十−八十人乗りの小型高速船(一二トン、一九トン)を就航させ、
東京への航空便と連絡させ朝夕を中心に一日六−七便を運航。所要時間は約二十分。料金は片道
千−千五百円程度で検討中。久山港岸壁付近に券売所などの施設を新設し、駐車場も整備する考え。
▽ソース:長崎新聞 (2008/12/09 11:40)
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji2/2008120901.shtml