【金融】金融危機による損失は21兆ドル(約2000兆円)、甘過ぎるIMF予測の“15倍強” [08/12/09]

このエントリーをはてなブックマークに追加
17名刺は切らしておりまして
http://tanakanews.com/070821credit.htm2007年8月21日
『広がる信用崩壊』より

今回の危機が世界経済にとって厄介なのは、最近の約10年間で、
あらゆる債権債務関係が証券化(債券化)されており、その債券市場で信用収縮が起きていることだ。
証券化によって、金の貸し借りの総額が急増し、世界の金融市場の規模は何倍にもなり、
この拡大が世界経済の成長力の一因となり、アメリカなど先進国の消費者のローン拡大を通じ、
世界の消費増にもつながってきた。

今起きていることは、証券化や貸し借りの突然の「清算」である。
債券(国債以外)を買った人の多くが、できるだけ早く手放したいと考え、
新たな債券を買うのはまっぴらだと思っている。
アメリカの連銀は、この清算のプロセスを止めることはできないと考えており、
清算の進行による悪影響を減らし、秩序だった清算になるよう、
努力をしているだけだという。この清算過程は短期間では終わらず、まだ続くと指摘されている。