【環境】コンチネンタル航空、藻類などから製造されたバイオ燃料による試験飛行計画を発表[08/12/08]

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1窓際店長見習φφφ ★
 コンチネンタル航空(本社 ヒューストン、会長兼最高経営責任者 ラリー・ケルナー/日本支社東京都渋谷区)は
12月8日、アメリカの民間航空機として初となるバイオ燃料による試験飛行を、2009年1月7日、ヒューストンにて実施
するという計画を発表しました。

 この試験飛行は乗客を乗せずに実施される予定で、その燃料には、藻類と落葉低木のナンヨウアブラギリ(学術名
ジャトロファ)から抽出された成分を含む混合燃料が使用されます。このバイオ燃料は、食糧農作物の収穫や水資源に
影響を及ぼさず、森林破壊につながらない持続可能な第二世代の燃料源です。

 コンチネンタル航空は、ボーイング社、ゼネラル・エレクトリック社およびスネクマ社(サフラングループ)の合弁会社である
CFMインターナショナル社(出資比率50%−50%)、ハネウェル社傘下の石油精製技術開発企業ユー・オー・ピー社(UOP)、
そして油の供給業者であるサファイア・エネルギー社(藻類)、およびテラソル社(ジャトロファ)と提携し、今回の計画を進めて
きました。

 今回の試験飛行は、商業用の航空機で藻類から製造されたバイオ燃料を用いて行うものとしては初となるもので、かつ、
双発機(CFMインターナショナル社のCFM56−7Bエンジンを搭載したボーイング737−800型機)を用いて実施される
試験飛行としても初のものとなります。

 試験飛行では、搭載された2つのCFM社製エンジンの内の1つに、通常のジェット燃料50%、藻類とジャトロファで製造した
バイオ燃料50%を混合した燃料を使用します。

 今回特別に発行された“試験用”航空機型式証明のもと、米国連邦航空局(FAA)のテストパイロットの免許を持つコンチネンタル
航空パイロットが航空機の操縦を担当します。乗客は乗せず、混合バイオ燃料を第二エンジン(右側)に搭載し、そのエンジンの
加速・減速、空中でのエンジン停止、そして再起動、その他通常および非通常動作等の確認テストを行なう予定です。この試験
飛行では、さまざまな飛行情報を記録し、この混合バイオ燃料が通常燃料の代替燃料として、性能や安全性の低下を招かず
二酸化炭素排出の純減を実現する燃料として利用可能かどうか、飛行後に分析を行ないます。

 コンチネンタル航空の会長兼最高経営責任者ラリー・ケルナーは、「これまでコンチネンタル航空では二酸化炭素排出の削減
および航空業界における持続可能な代替燃料の特定に全力をあげてきましたが、この試験飛行はその実現への大きな一歩と
なります」と述べています。

 コンチネンタル航空では9カ月以上にわたり、ボーイング社、UOP社、CFM社と共同で、航空機燃料としての厳しい性能と安全
基準を確保するため、このバイオ燃料の研究、製造、そして実験室でのテストおよび地上でのジェットエンジン性能実験などを
行なってきました。
(続きは>>2-10
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=207104&lindID=5
依頼880
2窓際店長見習φφφ ★:2008/12/08(月) 19:48:46 ID:???
>>1の続き)
 航空業界の広い範囲にわたる取り組みの一環として、ボーイング社および航空会社やエンジン製造メーカーなど大手各社は、
先進的なバイオマス変換技術・工程によって製造される温室効果ガス削減の可能性を秘めた持続可能なバイオ燃料の利用に
向けて、航空分野全体を導く努力をしています。航空機向けの持続可能なバイオ燃料は、航空宇宙での利用に適した燃料源の
選定と処理に関する第二世代の手法を用いて製造されます。こうしたバイオ燃料をケロシン燃料(ジェットA)に混ぜることで、
化石燃料への依存度を低減することができます。

 コンチネンタル航空は全社をあげた環境保全への取り組みの一環として、このプロジェクトに参加しています。主要路線において
一人の有償旅客を1000マイル輸送するにあたり、同社で消費する燃料は平均で約18ガロンとなっており、その量は1997年時
と比較して、温室効果ガスの排出量と燃料消費量において35%の削減に成功しています。これは、コンチネンタル航空の社員に
よる業務の合理化への努力に加え、燃費効率の高いボーイング社の航空機270機およびその関連部品の購入に120億ドルを
投資したことが主な理由です。コンチネンタル航空は今後10年燃料効率をさらに改善するための努力を継続する予定で、50機
以上の次世代型航空機ボーイング737−900型機、そして25機のボーイング787ドリームライナー25機を購入する予定です。

 コンチネンタル航空は、また、同社最大のハブ空港であるヒューストン空港において、地上機材を電気式の地上支援機材に
変換し、その他新技術を導入することにより、地上機材から排出される窒素酸化物の排出量を75%削減してきました。現在、
この技術を寒冷地に導入するための試験を行なっています。

 コンチネンタル航空では、こうした投資や環境保全に配慮した空港施設の建設、地上支援機材における代替燃料使用試験、
航空機の燃料消費に基づくカーボンオフセット・プログラムの提供、大々的なリサイクル・プログラムといったプロジェクトを通して、
環境への影響に配慮していく考えです。


■コンチネンタル航空について
 コンチネンタル航空は世界第5位の航空会社で、コンチネンタルエクスプレス、コンチネンタルコネクションとともに、北米、
中南米、ヨーロッパ、アジアで1日2,500便以上のフライトを運航しています。米国内134都市、海外131都市に乗り入れ、
世界のアライアンスパートナーによりさらに675以上の都市にも乗り入れています。日本においては、札幌、仙台、新潟、東京、
名古屋、岡山、広島、福岡の8都市に就航しています。社員43,000人を擁し、ニューヨーク、ヒューストン、クリーブランド、
グアムをハブ空港として、年間約6,900万人の旅客を輸送しています。コンチネンタル航空は、その高い運航実績とユニークな
企業文化において多くの賞を受賞しており、2008年には、米「フォーチュン」誌の「最も賞賛されるグローバル航空会社」に5年
連続で選出されています。コンチネンタル航空の日本語ウェブサイトはhttp://www.continental.comです
(終わり)
3名刺は切らしておりまして:2008/12/08(月) 20:12:47 ID:2uOfydEB
これって、墜落フラグ成立?
4名刺は切らしておりまして:2008/12/08(月) 20:23:01 ID:+hteshOZ
灯油で飛ぶくらいだからアリかもな
5名刺は切らしておりまして
麦撃機の飛ぶ空?